研究に使う時間は減ってない

午前中、論文紹介を聞く。新入生の論文読解スキルのトレーニングに課題があるのだが、論文100本読んでもらうのが大学院に入ってからなのに、学部生でも後期は論文紹介をしてもらっているので、順番を逆にした方がいいのかも、と思ったりする。ただ、紹介するつもりで読まないと読んでも読んだことにならないかもしれないし、オーバーヘッドは許容する、という考え方もあるだろう。とりあえず論文精読をもっと早く(入学してから数ヶ月後)にやってもらった方がよさそうで、速読より前にやった方がいいな、と思った。(あと、論文速読と違い、精読には教育的な意義があるので、ちゃんと自分も出席するようにしないと)

午後は進捗報告を聞く。いい進捗報告は、進捗報告以外の時間までに十分準備してきて進捗報告では論点を絞って議論できるというものだが、よくない進捗報告は、進捗報告の時点で必要な情報が揃っていなくて(議論ではなく)確認に時間を使うというもの。過去の資料も含めて全部共有してもらった方がいいのかな。サイボウズ Live が終了するのに合わせて、情報共有の方法も見直すつもりなので、いいやり方を導入したい。

あと、最近は進捗報告以外研究室のイベントになかなか時間が取れていないので、申し訳ない感じ。研究室関係で使える絶対的な時間は、娘が産まれて保育園に通うようになってから大きな変動はないので、結局学生数が増えたことによって(進捗報告の時間を確保するため、それ以外で)1人の学生に使う時間が減ってしまったことが主要な原因なのだが、自ら学び自ら考え自ら行動できる学生でないと、うちの研究室で受け入れるのは難しいのかもなぁ、と思ったりする。