聞きにくいことこそあえて取り上げる

昨日娘(3歳0ヶ月)が「みみくそとって(原文ママ)」と言うので、いつも行っている耳鼻咽喉科を朝にウェブ予約。ついでに自分も体調がまた悪くなっていたので見てもらう。最近開業したクリニックはウェブ予約できるところが多く、現地に行かなくても待ち時間が予測できるのはありがたい(混雑する待合室で、別の病気をもらったりするリスクも少ないかなとも思う)。とはいえ午前7時に予約を入れても40人待ちで、結局見てもらったのは12時なのだが……。

午後はカリキュラム委員のお仕事。木曜日に連絡が来て次の水曜日厳守で対応しないといけないのだが、こういう短期間で重要なことを決めないといけない(学科内で調整しないといけない)のがけっこうあって気苦労がある。今年度は大学運営の仕事を(結果的に)かなり少なくしてもらったのでいいのだが、H31年度には教職関係のカリキュラムの大幅な改訂が予定されているし(それらも〆切がタイトであると予告されている)、やるべきことは山積である。

娘を見ているかたわら、国谷裕子「キャスターという仕事」を読む。最近は一人で遊ぶことも増えたので楽だが、Mac はもちろん iPadiPhone を使っていると寄ってきて奪われるので、紙の本しか読めない。

クローズアップ現代」は割と好きな番組で、実家にいるときはよく見ていたものだが、その「クローズアップ現代」の裏側について書かれた本。毎日どうやって作っていたのかが分かって、想像を絶する大変さであったようで、お疲れ様でした、という他ない。

また、この本は「クローズアップ現代」に至る国谷さんの自分史でもあり、海外で教育を受けて日本のキャスターをする自分のアイデンティティと葛藤についての話も、こんな苦労をされていたのか、とびっくりする。(そもそも彼女は NHK のアナウンサーまたは社員と思っていたが、NHK の看板を背負っていたこの番組の主役なのに、ずっとフリーランス契約社員であったという事実もこの本で初めて知った)

テレビという媒体の意義がどんどん低下しているが、ああいう良質な番組は残ってほしいなと思っていたので、返す返す打ち切りは残念である(新番組は見ていない)。