グループでデータを見つつ議論する

午前6時から授業の準備。資料を一から準備しなくていいのは楽だが、中間試験の採点が待っている……。大学で採点する時間がないので、家に持ち帰らないと終わらなさそうに思っている。

そういえば先週から今週にかけて、気持ちに余裕がなかったのか、授業でほとんど雑談できなかったので、反省。自分が学生だったころを考えても、科目の内容より雑談の内容の方が記憶に残っているので、授業時間の1/3くらいは雑談に使いたいのである。しかし堂々と雑談をする勇気がなく、授業の内容に一区切りがついたときに入れようと思うのだが、余裕がないとすぐ次の単元に行ってしまうのである。心の余裕、大事だな〜。

昼休みに対話勉強会(?)。対話に関する論文のサーベイが目的だが、割とこれはおもしろい。やはり(人間が生涯に読むことのできる量をはるかに超えている)大規模データの行き着く先は文生成ではないか、という気がする。着手してすぐに成果が出るというわけではないので、機械翻訳関連技術と合わせて腕を磨いておく、という準備期間かもしれないが……。

午後は進捗報告を聞く。深層学習の研究に興味のある学生がいるので、今夏深層学習用のサーバを注文したい。こういうのって、好きな学生がいたら任せてもよいのだが、好きな学生いるんだろうか?1年目は自分でやったが、結構時間を取られた。こういうの、好きな人はいいのだろうが、自分がこういうの好きだったのは20年前であって、今はもう自分の計算機は「面倒だから Mac でいいじゃん」と MacBook Air 13インチを2台(1台は出張用、1台は Windows 用)、MacBook Pro 13インチ、Mac mini を2台(サーバなので1台は予備)、iMac 4K を1台と全部 Mac で固めている。まあ、GPGPU サーバを購入するなら Linux しかないだろうけど……。

あと、アノテーションに関するあれやこれやを見たり議論したりするのはおもしろい。学会や研究会に行ったりすると、各所で研究者たちが(例えば合宿を開いて)言語分析をしている話を聞き、(いまそのような合宿に参加できる状況ではないので)うらやましく思うこともあるが、首都大の研究室の中でもちゃんとコツコツ事例を検討したり、アノテーションやデータの問題点を洗い出して対策や手法を考えたりすることができる、というのでも、十分ワクワクするし、大学でこういう時間が持てる、というのは幸せなことで、学生諸氏に感謝したい。毎日すごく充実しているし(学生的には大変かもしれないが……)、毎年前年を大幅に上回る成長を見せているので、来年はさらに楽しめそう。