タグ付けを一人でやると進まない

午前中は情報理論の授業。ハフマン符号について。資料の印刷も済んでいるし余裕だと思っていたのだが、授業中の演習の回答を間違えたり、小テストの枚数が足りなかったり(印刷はできていたのに持っていくのをミスった)、ダメダメだった。

お昼は受験希望の留学生とランチ。うちの大学は英語オンリーで卒業することができず、日本語、英語ができないといけないので、留学生の人が日本に来るのは大変だなぁと思う。博士後期課程まで行くつもりならよいのだが、修士で就職するとなると、ほとんど時間がないし……。

あと、これは留学生でなくても同じなのだが、卒論でシステム(たとえばウェブサービス)の開発経験がある、というのは自然言語処理の研究をする上ではあまり関係なく、アプリは作れるけどアルゴリズム機械学習は理解できない、という人も存在するので、情報系出身の受験生には逆に細かく開発経験を聞くこともある。アプリ開発的なことがうちでやる研究だと思うと、かなりミスマッチがありうるので……(論文にはなりにくいが、本気でデモを作ってもらう、という展開もありうるが)。修士号を取ったあと、企業に就職してそういうことをするのが仕事になることも大いにありうるが、もし最初からそういうことがしたいなら、他の研究室がよいと思うのである。

午後は進捗報告を聞く。データ作成(アノテーション)で詰まるようだが、初めての人がアドバイスなしに適当にやるのは確かにしんどいので、グループでやったほうがいいのかも……。ちゃんと確認しながらデータを作らないと、できたデータを使って評価しても結果が信用できないのである。

ワークショップの投稿論文の原稿を書いてもらっていたのだが、金曜日に言って火曜日現在で2カラムの原稿が4ページ書けていてびっくり。しかも、けっこうしっかり書けている。原稿を書いてもらっても全然進まない学生と、どんどん進む学生と二極化(割合もだいたい1:1)している気がする。全然進まない人も、気持ちが乗れば一気に進むならいいのだが、ほとんどの場合最後まで同じペースなのである。ほとんどの場合、進まないのは書くことに時間をかけていないせいだと思うのだが、書く気になるようにするにはどうすればいいのだろうか?(自分も人のことは言えないが……)

夕方は南大沢に移動して全学の委員会のお仕事。なんかいろいろ駆け引きや牽制っぽいものがあったりして戸惑う。日野の先生方はみなさんとても優しくて、若手教員を育てようとしてくれているのだな、と改めて思う。日野キャンパスはいいところだな〜。