未来の自分に向けた文章

月1-2回の秘書さんが来てくれる日なので、いろいろとお願いする。不定期でも来ていただけることで、合計月1日ぶんくらいは確実に自分の時間が空いていて助かっている(精神的にはその3倍くらいストレスが減る)のだが、毎月いらっしゃる前にお願いするお仕事をリストにしておくので、やるべきことのプライオリティを意識するようになった、というのが隠れた副産物かもしれない。

とはいえ、午前中は出版社の方と打ち合わせ。東京に来たメリットの一つは、出版社の方に来ていただくのが楽になった、ということが挙げられるが、自分も仕事が山積みなので、だいぶ先の執筆のお話をすることになったりして、空手形のようでなんだか申し訳ない(しかし目の前にあることを片付けないで、先に受けるのも違うと思うし、そもそも今年度は新規のお仕事は受けないことにしているし……)。

まあ、仕事の話はさておき、お昼をご一緒して雑駁な話をして楽しかった。話したことと全然関係ないが、いま自分が読みたい話と、過去自分が読みたかった話、というのがよく聞かれるし、意識にも上がるが、未来の自分が読みたい話、というものもあるな、と思った。この日記も、ある意味未来の自分が(すぐ忘れるので、検索することがほとんどだが)読みたい話を書いているつもりだが、10年後に読んでも「へえ、いいこと書いてるじゃん」と思うような、そんな文章を残したいものである。

午後はメールの処理をしつつ授業の準備。自分で作ったほうがいいと思いつつ、そのような時間を確保できる見込みが全くないので、公開されている教材を使うことでかなり時間を節約したのだが、毎週新しい内容なので、予習するのに意外に時間を取られる。来年度は新しく教える科目は増えない(分担していた「オートマトンと言語理論」を1人で教えるようになるので、90分x8回の授業が増えるが)ので、授業に使う時間の効率をもっと上げたい。

夕方は南大沢に移動して自然言語処理の授業。クリスマス周辺が補講日なので、補講を入れる予定だったが、学生たちに予定を聞くと、もう旅行の予定を入れただとか、帰省のチケットを取ってしまっただとかで、年明けに移動する羽目に……。2月中旬まで授業をしないといけないのだけど、大丈夫かなぁ。