タイトルと概要を書くだけでも最初はドキドキ

今週頭に1ヶ月の定期を購入したのだが、9月の上旬は半分南大沢に行く(このときは車)し、残りも日帰り出張ばかりで、定期の期間内では最大で12回くらいしか使用しないことが発覚し、悲しみに包まれる(15往復してようやくトントン)。切符代、高いものではないけれど……。

朝のミーティング、研究とは関係ないけれど、みんな開発力が上がっているようで、報告を聞くのが楽しい。結局研究でも開発でもシニアな人に1:1で見てもらうのが一番力がつくし、そうするためにはみんながいろんな場所に武者修行に出て、全力でタスクに取り組むとよいと思う。(もちろん、この学生は教え甲斐がある、と思われるよう、努力する必要もあるし、受け身では教われるものも教われない)

結局今年の NLP自然言語処理)若手の会シンポジウムは、うちの研究室から3人が発表することになりそうだ。何ヶ月も研究した結果というわけではなく、数週間手を動かした結果の報告だったりもするのだけど、昨年度は夏休みにはみんな実験テーマが固まっていて実装に入っていたにも関わらず、実験結果が出たのが年明けの卒論提出1-2週間前だったりした(ので言語処理学会には間に合わなかった)のを考えると、現時点で申し込めるだけの結果があるだけでも、みんなを誉めてあげたい。また、今回のシンポジウムで発表しない人も、インターンシップのためなので、言語処理学会のころには(実験がうまく行けば)発表ネタができていると思うので、今から楽しみである。

というわけで、タイトルと概要をチェックしたりする。自分も最初の学会発表は言語処理学会年次大会であったが、タイトルと概要は松本先生、乾先生、ryu-i さんの3人に見ていただいて、すごくコメントをいただいてなんとか提出し、採択通知が来るまでドキドキしていたのを思い出す。(その後、査読がない研究会や全国大会は、申し込めば99.99%発表できるということを知ったが)

今週金曜日が〆切なので、あまり時間をかけてコメントの往復ができないのがちょっと残念であるが、それでも月曜日から数えて3往復くらいできるので、いろいろと書き込んで送ったりする。結局のところ、このような往復をする機会を何回作れるかによって、研究について学べることが変わってくるように思う。時間がないとコメントの意図まで含めて伝えることができない(ので、言われるがまま直すだけになりがちだ)し、そもそも査読なしの研究会・全国大会ですら、コツコツと研究で手を動かさないと発表できないので、なかなか研究のディープなところに到達できないのである。そもそもディープさは求められていないのかもしれないが(汗)

合間合間に NLP 若手の会シンポジウム関連のメールをひたすら出したりする。9月に入ると1週目と2週目はほとんど時間がないので、今週〜来週中にやるべきことはあらかたやっておく必要がある。いろいろ後手後手に回っているものもあって、関係諸氏に申し訳ないが……

そのかたわら、自分は国際会議の原稿執筆。論文のスタイルファイルを探してコピペするところから論文執筆は始まるのだが、調べてみるとどうやら Word のテンプレートしかない……。MSR(Microsoft Research)で論文を書いたとき(2007年)は Word で書き、コメント機能も含めて便利な使い方をいろいろ教えてもらったので、使いこなせば使いやすいツールであることは分かっているのだが、〆切が来週に迫った原稿を書くときに突然使うのは、ちょっとしんどい。参考文献の入れ方やセクションの書き方など、一つ一つ確認しながらやっていると、あっという間に時間が経ってしまう。これも修行だと思ってやるしかない。

結局今日は4時間くらい論文を書き、ひたすら埋めまくって4ページほど埋まったので、明日は残り2ページ埋めて見直し、共著者に送って週末を迎えよう。自分では書けないところがところどころあり、文字通り分担して書く必要があるのであった。

8月には他にもいろいろしようと思っていたことがあるのだが……。