プロジェクトに評論家は要らない

午前中、NICTにて委託研究のミーティング。関わる人が多いといろいろとオーバーヘッドがある気がする。(それは必要なコストなのだろうが)

また、前に進んで行くためには、ああでもないこうでもない (あるいはあれも考えられる、これも考えられる)、という意見を言う人はあまり意味がなくて、プロジェクトを前に進めようと建設的な意見を出す (あるいは口ではなく手を動かす) ことが大事なんだなと。批判的な意見を言ってはいけないという意味ではなく、この目的ならこうしたほうがいい、というような具体的な対案を持った意見が重要である、と。

自分自身は、対案を求めるあまり、ただ反対する、ということができなくなるのは危険だと思うのだが、やっぱり本気度というか責任感というか、そういうのが発言から感じられるかどうかなのかな。

昼、ひたすらメール書き。途中電話もかかってくるが、延々書く。今日は4回かかってきた電話が全て勧誘ではない意味のある電話だったのだが、こんなの初めてである。緊急性の高い案件もあり、ちょっっと慌ただしい。

午後、研究室の全体研究会。今年は夏学期中に博士の学生に2回進捗報告が回ってくるようになったのだが (例年は1回)、間隔は2ヶ月くらいあるのだから、「前回からの差分はありません」はさすがにちょっと……。もっとも、回ってくる回数が多いほうが、差分が少しでもあまり抵抗なく話せるので、こうやってすぐ回ってくるようになったのはいいことだと思う。

また、後半は昨日から2ヶ月松本研にインターンとして滞在予定の UMass (マサチューセッツ大学) の Jason Naradowsky さんが研究紹介してくれる。博士課程の学生さんだが、ものすごい量と質の業績。取り組んで来たタスクや解き方が、個人的なツボなので、今度いろいろお話してみたい。一緒になにか研究的なことをする時間が取れればいいのだが、そっちに関しては厳しいかも……。

夜、歓迎会に出ている暇もなく、いろいろと調べものとメール。30通以上書いたのだが、全然返事待ちメールが減らない。今年度から、研究室を離れたら基本的に仕事はしない (メールを読むことはあっても、〆切前で緊急であるとか、事前に「送ってもらえれば休みでも返事をする」などと言わない限り、基本的にほとんど返事は書かない) ことにしているのだが、そうも言ってられないのかなぁ。