固まった時間が研究に使える嬉しさ

昨日の午後から妻が頭痛とめまいで調子が悪かったのだが、朝になっても収まっていなかったので、一緒に病院に行く。ちょっと心配。自分もオープンキャンパスが終わるまでは、がっつり休んで看病したりできないしなぁ……。

昼からCJE++勉強会。xiaodong-lさんとyanyan-lさんによる論文紹介。1.5時間で2本行けるのかと思ったが、意外とスムーズに進んだ。全体研究会も、今週からは全員M2の学生の進捗報告になったが、就職活動もそろそろ終わりを迎えているようで、忙しい中研究も少し進めてくれていて、ちょっと嬉しい。(博士の人たちの発表を受けて、松本先生から、グダグダな発表をしないように、という檄が飛んだせいもあるだろうが)

そういえば松本研の勉強会・研究会の英語化については、研究会の資料は基本的に英語になった一方、会話は英語のほうが伝わる人が1人でもいれば英語になるが、日本人しかいないときは日本語である (全員日本人なのに英語で話す意味はないので、それがよいと思う)。

これまでとがらっと変わるかと思いきや小さな変更ではあるが、修士の人もスライドを英語で作るようになったこと (これまでは修士の人は免除されていた)、そして英語で質問することが当たり前になったこと、この2点は大きな違いである。これで少なくとも留学生の人たちが全く参加できないということはなくなったし、あとは割合の問題だけだと思うのである。

研究会後、M1の人たちから身の振り方相談 (?) を受ける。夏休みはインターンシップに行くも奈良にいるも、しばらく帰省するも自由だし、NAISTの学生は夏休み前までは尋常でなく忙しいので、久しぶりに取れるまとまった時間を有効活用してくれるとようと思う。就職したい人はインターンシップに行くと企業の中のことが分かるので人生経験としてよいと思うし、インターンシップに行かないでも学内実習などで1ヶ月集中して研究してみると、けっこう研究の楽しさ (苦しさ) も分かると思うし、もし夏休みに取り組んだテーマをそのまま夏休み後も続けるのであれば、1ヶ月強フルタイムで一つのことに集中して研究した内容があるというのは大きい (思ったような成果が出ず秋から違うことをやるにしても、通常期間以外にやったことなので、さっと放棄しやすいのもメリット)。

一番もったいないのは、あれもこれもと目移りして手を出してどれもものにならない (ありがち) ことなので、研究でもインターンシップでもなんでもいいので、やると決めたら一区切りするまでひとかたまりの時間を割いて取り組んでほしいなと思う。(夏休み明けは研究をスタートしていないといけないと思うと、研究以外のことに夏休みを全部使い、どんな研究をするかのサーベイも全くしていないのはお互い困るので、1週間でもいいから秋学期の始まる前に帰って来て、サーベイくらいはしておいたほうがよいだろうけど)

とはいうものの、今年の関西は電力事情がどうなるか分からないので、どこか遠いところに避難したほうがいいかもしれないが……。