研究者のお仕事は論文書き

午後は論文誌の直し。追試験をしたり統計を取り直したり。ものすごく前のスクリプトだと、どれがなにをするスクリプトなのかいまいち分からなかったりするのが問題……。(最近は割とスクリプトの中にいろいろ書くようにしているので、まだましだが) 久しぶりに Perl を読み書きした気分。これも今日提出したので、あとは残り1本。論文誌に投稿する論文は国際会議に投稿する論文とはまた別のエネルギーを使う。

自分の通う奈良先端大の情報科学研究科は論文誌1本、国際会議1本が最低限らしく、これがないと博士論文の審査に入ってくれないらしい。また、それとは別に研究室単位でこれより厳しい基準が設けられていることもあり、自分の所属する研究室では論文誌2本が望ましいらしい。自分の現状は、論文誌1本国際会議4本なので、論文誌が足りていない。そのため9月日本に帰ってきてからせっせと書いているのである(全部投稿して審査中なので、それらが全部通っていたら論文誌4本になるが……)。

こういう大学院生・研究職の仕事って、一般の人には理解されがたいものがある(そもそも科学史・科学哲学出身で、一般の人よりこういう研究者の生態をよく知っている、というか研究対象にしているはずの自分ですら全然知らなかった)ので、つくづく因果な仕事だなーと思うことはある。これ、自分たち夫婦は両方研究者だからいいけど、そうでない場合、相手の仕事内容よく分からないまま一緒に暮らすのかなーと思ったりして、お互い研究していてよかったねえ、とときどき話している(でも分野の違いによってかなり異なる部分もあるので涙)。