友人代表スピーチ

今日は高校時代の将棋部の同期である K 部の結婚式に招待されていたので、白金台の式場まで足を運ぶ。いわゆるハウスウェディングというもののようなのだが、場所が場所であるし、夫婦揃って招待してもらったので、いったいどういう感じなんだろうと妄想を膨らませる。

挙式は2時からで1時半過ぎくらいに到着すると、U 原も夫妻で呼んでもらっていたようで、少し話す。奥さんは彼らが学部時代付き合っていたころから知っている(生物系の選択必修ゼミで Essential Cell Biology を読む授業で1年一緒だった)のだが、U 原とは NAIST に来てからも K 部との3人で会ったことはあるが、彼女とはかれこれ卒業式でも(自分が留年してずれたので)会っていないから、5年ぶりくらいである。下の名前を教えてもらったのだが、これまで名字しか知らなかったので、呼んでみても変な感じである。2年前 K 部の家に遊びに行ったときはすでに付き合っていたはずなのに、秘密主義なやつだ、と言って盛り上がる(笑)

控え室に行くと武蔵将棋部の後輩たち、M 瀬や M 川、Y 本が来ている。席辞表を見て気づいたのだが、M 者さんが呼ばれているとは知らなかったので、来るかなあと思ったらどうも来ていないようで、M 川や M 瀬は「想定内ですよ」という話であった。

挙式はいわゆる人前式というもので、チャペルのようなところに行くのだが、賛美歌を歌ったりはせず、結婚宣誓書みたいのを読んで指輪交換してチューして終了。新婦入場のときお父さんものすごく緊張して顔を真っ赤にしていたのと、新郎新婦退場のとき新婦が感極まって泣いていたのが印象的だった。新婦がモデルさんかと思うくらいやたらきれい。相手の人は薬学部出身らしいが、文系の男性が理系の女性と出会うのは至難の技なのに、よく出会ったものである。2次会で聞いたところでは K 部から猛烈アタックらしいが、確かにアタックしたくなる気持ちはよく分かる(笑)

誓いの式も済んで披露宴会場に移動したのだが、まだ M 者さんは到着していないようで、係の人から何度も「どうされているかご存知ないですか」と訊かれる。M 川がメールと電話したが連絡取れないようである。さすがに挙式に遅れるのは想定内として、披露宴もずっと姿が見えなかったので、武蔵将棋部の面々で予想したところ

午後2時→14時→午後4時と勘違いして4時に来る

(自分の結婚式も2次会からだったので)2次会から参加だと勘違いしている

日付を間違えている

が有力候補であったが、あとで2次会には間に合ったので聞いたところ、寝ブッチしたらしい。まあ朝方まで Ruby のリリースとかしていたから変だなとは思っていたのだが、今日が6月だと思っていなかったそうだ……

さて、披露宴は割と小ぢんまりしていて(1テーブルに最大7人がけ)、新郎新婦ともに呼ばれた人が気さくな人たちばかりで、ご飯もおいしかったし、楽しめた。K 部の両親がやって来てみんなに話しかけてくれたのだが、武蔵の面々は在学中もときどき話していたようで、いろいろ覚えてくれていて嬉しかった。しかし K 部はお父さんにもお母さんにも似まくっているな……。

宴もたけなわ、余興も出尽くしデザートが運ばれてきたところで友人代表スピーチ。実は自分は新郎側のスピーチを頼まれていたので、今週は高校時代の手紙とか日記とか学級新聞とか部誌とか読み返して作文していたのであった。いろいろ思い返す機会があって自分も引き受けてよかったなと思った。K 部からは「俺のことを最大限褒め称えること」「暴露話は厳禁」「高校時代に書いた文章の引用は勘弁して」と言われていたので、5回くらい書き直して最後清書したのだが、結局話し始めると会場のみなさんの反応がよくてアドリブで少し滑ったことを言ってしまったかなと少々反省。まあ、あとで両手で数えるくらいの数の人(新郎新婦側、知らない人たちばかり)から「おもしろかったです」と言われたので、よかったんだろう……。K 部のお父さんも部誌(将棋中毒)の話までは知っていたが、学級新聞(麦のように)への寄稿は知らなかったそうで、楽しんでいただけたようで幸いである。

花束贈呈、妻は感極まったようで大号泣していたようだが、新郎新婦の関係者の方々から「なんであの席(中高の友人テーブル)の人が泣いているんだ」と不審な目で見られていたらしい……

2次会は目黒駅前で東大将棋部の面々も参加して盛大に。K 部と新婦の出会いの暴露話が聞けるという噂だったので楽しみにしていたが、果たしていろいろ聞けたので大爆笑。行ってよかった(笑) 披露宴までで疲れてしまってずっと坐ってなにも食べずにいたのだが、先週の疲れがスピーチが終わったことで一気に出たのかへとへと。一応終わるまではいたが、終了の時間になったら一番に夫婦でお暇を。お2人ともどうぞ末永くお幸せに!