言語処理学会年次大会3日目

今日は朝から知識獲得のセッションに出る。どれも興味があったためか、聞いていておもしろかった。これから続いていくと発展していきそうな感じの発表。

龍谷大の生協に行ってみたところ、この規模の大学にしてはかなりすばらしい品揃え。丸善が入っていて本の品揃えがよいのも好感がもてる。というか奈良のそこらの本屋より本があるのだけど……。

午後は情報爆発についての講演。話がおもしろい。

ポスターはあちこち回ってみる。翻訳の支援ツールの話が2つ。固有表現だけ対応を付けてくれるツールと、abekawa さんの翻訳エディタの話。前者は翻訳のエキスパートの作業支援で後者はボランティア翻訳者の作業支援をターゲットにしているので、けっこう方向性が違っていた。

abekawa さんの翻訳エディタはパラグラフ単位で訳していくというのが大きな特徴だと思うのだけど、辞書引きだけではそんなに翻訳の手間は減らなさそうな気がする。OmegaT みたく文や節の固まりごとに訳していけるようになるとかなり楽そうだけど、単語・せいぜい(辞書に載っている)イディオム単位で訳すのだと時間かかりそう。

予測変換の話をしていた人の発表が(最初電子カルテと見て敬遠しそうになったけど)けっこうおもしろかった。ちゃんと実用化まで結びついているのがよい。むしろ森さんが質問しているのを聞いて参考になった。

後半のセッションは松本研の追いコンが奈良であるので2つだけ聞いて帰ってくる。3日連続は疲れた……。

追い出しコンパ、自分は追い出す側だが、ちょっとぐっとくるものがあって泣きそうになる。2年間お疲れさまでした。