タイムアップ

朝7時の電話で起き、修士論文の発表練習に付き合う。練習すると慣れるとかだれるとか言って練習しない人いるけど、全く練習しないで演奏会に行く人がいないように、練習したらしただけいいものになるので、心情はどうであれ複数回練習はするべきだと思う。自分で口にして言いにくいところとか、スライド見てもなに話すか思い出せないスライドは、たぶん書き換えたほうがいいとか、そういうことも分かるし。

それで今日は2時間目から4時間目までずっと修士論文の発表会を聞いていた。

今日もアクシデントは2時間目に。

グラフのクラスタリングの話をするそうなので、比較ゲノムの人の発表だったが興味があって聞きに行った。話としては2つのクラスタリングアルゴリズムを組み合わせてグラフのクラスタリングを行うという話なのだが、イントロダクションから(話し方がゆっくりというわけではないのだが、スライドがやけに長々としていて)時間がかかり、あれ、これはクラスタリングの比較をしただけで終わりなのか? と思って驚いたのだが、2つのクラスタリングアルゴリズムを紹介しただけで20分。植村先生と金谷先生が異口同音に「最後のスライドまで行ってください」と言うので、14枚くらい飛ばして最後のスライドに飛ぶ。次のスライドから提案手法の説明だったのに、全然時間配分を考えていなかったらしい。

内容が本質だからくだらない発表スキルなんてどうでもいい、と言うのはいいが、それは最低限伝えられることは伝えられる上で言うことであって、そういうふうになっていないんだったら、内部のチェックを少しハードル高くするべきではないかな。今日の金谷先生のコメントこそ事前に修正されているべきことで、他の研究室の人がいる質疑応答の場で指導するべきことではないと思った。まあ、聞いたら練習のとき言ったのに直っていなかったので怒っていたそうだけど。

他の発表は割と淡々と進む。4時間目に bashi さんの発表聞きに行った。山口(英)先生も誉めていたが、しっかり研究しているなあと感銘を受ける。話は一本調子気味だが、スライド作るのがうまいので聞いていて満足。この分野知らないのでなんとも言えないが、まだ誰もこの問題に着目していないのであれば、これは今後実際に組み込んで実用化されたりするのでは? と思った。