修論発表会

昨日の夜あいのり見ずに思いっきり寝過ごしてしまったが、それから徹夜でしこしこ作る。発表練習にも何回かみなさんに付き合ってもらう。たしかにごもっとも、な指摘。関連研究はもっとしっかり書いた方がよかった。

ryu-i さんと nozomi-k さんはネット中継で聞いていたらしい……。自分で試したこともあるがスライドがぼやけてよく見えなかった。音は比較的クリアなので、画面に出ているものそのままミラーリングすればいい(むしろ帯域余ってそうだから本人画像と両方映してもいい)と思うのだが、もったいない。

午前中やむをえない事情によりラスカルさんの修論発表を聞きに行く。話としては遺伝子のドメインを発見する話で、双方向にアライメントを取ることによって n-best 解みたいのを求めて遺伝子同士の対応付けを獲得し、それを用いて順次ドメイン部位を特定する、という話で、門外漢な自分でも分からないことではない(とはいえ NAIST で開講されているバイオインフォマティクス関係の授業は全部履修している、という点は、全く知識がないのとは違うけど)ので、その点は伝わる発表ではあったと思う。

問題は質疑応答。

プレゼンテーションの方法について講義したという学外の講師の人が「スライドにページを入れなさいと言ったのに入れていないですね」「自分がなにをやったかだけではなくて、なぜそれをしたかといったことも入れるように言ったのに入れていないですね」とチクチク指摘。

すると金谷先生が反論し始め、収拾がつかなくなる。質疑も含めて彼女の持ち時間は30分で終わるはずなのに、延々1時間半議論(10分くらい話すとループする)が続く。

結局どっちもどっちというか、話す内容がまずしっかりしていないと意味ないのはもちろんだが、内容があったからといって伝え方が悪いと伝わらないのも事実であって、ちょうど考え方が両極端の先生が(運の悪いことに本来なら3人入るスロットに1人しか入っておらず、1時間余っていたので)遭遇して、細々としたことを発端にぶつかってしまった格好。まずどちらを磨けと言われたら内容だろうが、内容さえよければ書き方とか話し方とか全くどうでもいい、くだらない、と頭から否定するのもやりすぎで、いくらいい食材があっても錆びた包丁とかびの生えたまな板では料理したくないように、ある程度アウトプットする技術は身につける必要があると思う。

30分で終わると思って気軽な気持ちで聞きに行ったが、思わぬ事態であった。ラスカルさん悪くないのに1時間半も立ちっぱなしでお疲れさま。