最近研究発表資料を作っていないのでスライドの作り方を忘れそうだが、COLING/ACL 行って思ったのは LaTeX (beamer) でプレゼンテーション資料を作っている人が思いのほか多かったこと。だいたい3人に1人くらいは beamer でスライドを作って(PDF に変換して発表して)いた。(しかもなぜか全員デフォルトの設定のまま) 日本ではまず PowerPoint 以外で作っているのは見かけないのだが……
自分も去年の秋口までは LaTeX-beamer を使って発表資料を作っていたが、PowerPoint で作るように変えてからは beamer は使っていない。思うにプレゼンテーションというのはテキストが主で図・表は従だと思っていた(そういうスライドを作るには beamer が最適)が、図・表が主でテキストが従かというふうに考えるようになった。そのためには作画ツールとして PowerPoint が便利。PowerPoint で図を作って空いたところにテキストを埋めるみたいな。
構成もけっこう趣が違っていて、研究背景と研究目的の説明だけで持ち時間の半分以上使ったりして、実験の設定はほとんど話さずにグラフ(もしくは数字)だけ出てきたりするのが意外だった(関連研究もほとんど入れなかったり触れなかったり)。背景とか目的って論文では通り一遍にしか書かれないものなので、読んでいてあまりおもしろくないのだが、論文読むのと実際に発表聞くのとでは全然違うなあと感じたのであった。