プログラマ

生まれたときからプログラマ☆興味と感性で世界を驚かすというタイトルで Ruby のまつもとさん、Palmscape の奥さん、うたうたうの新井さんのインタビューが公開されている。

まつもとさんのインタビューはよく雑誌やページでも見かけるのだが、奥さんは前の大学でやっていた相談員という組織の遠い先輩(自分が相談員になったときにはもう辞めていた)に当たり、ときどき噂には聞いていたのに記事もインタビューも見たことがなかったので、こんなこと考えているのかー、と新鮮であった。

奥さんの発言では

例えば、Perlのライブラリをうまく使って完成させる人を上流工程とすれば、Javaガリガリ書いている下流工程の人との生産性は劇的に違ってくる。特にオープンソース化が進むとソースコードはただで手に入るので、適切なコードを集めて組み合わせる能力が重視されてくるでしょう。

といったところが、新井さんの発言では

医師は休暇中であっても、目の前に患者がいれば診察します。エンジニアも同様ではないでしょうか。自腹で本を買わない、ネットニュースも読まない、オンとオフを分けることだって、私はエンジニアとして失格だと思っています。そのくらいのプロ意識があって初めて、職業人として認知されると思いますから。

といったところが、なるほどな、と思ったところ。

奥さんも新井さんも未踏ソフトウェア創造事業で開発に携わったそうだが、未踏はこういう人のつながりを作ったり支援したりとけっこういいことしていると思う。昨今の科研費流用問題見ても(昨日の特待生ミーティングでも「国のお金、みなさんの税金なので使い方を考えてほしい。これから研究者としてもっとたくさんのお金を使うようになるのだから、お金の使い方を学んでください」と研究科長からお話があったが)、文科省はもっとしっかりプロジェクトを組織しないといかんのではないかなあ。