研究は失敗がデフォルトなのでストレス耐性が必要

午前中メールの読み書き。メールが溜まると返信に大体3営業日かかってしまうのだが、なんとかならないものだろうか。一日でメールの読み書きに使う時間を制限しているのだが、他の仕事があったとき、翌日に埋め合わせをしたりしているわけではないので、溜まるとしばらく遅くなるのである(汗)

昼から夕方にかけて断続的にプログラミング。とはいえ基本的にデータの前処理後処理で、どのようなオプションでコマンドを実行したのかを記録しておくことが重要。一応コマンドラインからの操作でもシェルスクリプトMakefile にオプションを記録することにしている。頻繁に変えて試行錯誤する段階ではシェルの履歴に覚えさせておけばいいのだが、他人にとって自明ではないし、自分自身3ヶ月経ったら他人だと思っているので、将来の自分に向けた情報でもある。

午後は大学院のプロジェクト演習。研究が忙しい時期だから仕方ないとは思うのだが、何時間使うことが想定されているのだろうか……。後期にやるとどうしても研究や就職活動とバッティングしてしまうので、時間を使う演習は前期にやったほうがいいと思うんだけどな?(同じ研究科でも、演習を前期にやるところもあり、後期にやる情報通信は少数派らしいのだが)

夕方は博士論文のコメント。150ページ以上あるので、目を通すだけでもけっこう大変。書かれた人、書いている人、お疲れさま。こうやって最後まとめるのは、あまり気が乗らないかもしれないが、あとから参照する人にとっては確実に役に立つので、苦しくてもやっておくことが、コミュニティとしては大事なのだと思う。

夜は研究室で3時間ほど研究の進み具合を聞いてみたり。OpenGM のコードを読解したりしてみたが、かなり低レイヤーのグラフィカルモデルを扱うためのライブラリのようで、本当にこれ、やりたいことができるのだろうか?自分が研究するときは、こういう「使えるか使えないか分からないツール」を10個くらい調査して、あーでもないこーでもないと試し、うまくいったもので研究したりしていたのだが、学生に「これ使えるか使えないか分からないけど、使えるかもよ」と紹介するのは無責任なのかも、と思ったりする。(ただ、研究って本質的にほとんどは空振りなので、使えないのがデフォルトだと思って数試すしかないのだが……)