猛烈に睡魔が襲う副作用

本日も在宅勤務だが、やはり体調が悪いので、大学院の集中授業は最初だけ顔を出させてもらい、あとはお任せして休む。薬の影響か、抗生剤(ジェニナック)を朝に飲むとお昼前後に猛烈に眠くなるのである(副作用に、意識が朦朧とする、と書いてあるので、その通りなのだろうが)。

梶原くんの授業を冒頭だけ聞かせてもらったが、堂々と話していてすごいなと思う(あと、Slack を活用してインタラクティブにやっていたり)。自分が助教のころは(3年間で90分の授業4回、つまり360分しか授業をしなかったせいもあるが)全然話し慣れておらず、准教授になってから2-3年ほどは、手探りで授業やセミナー、招待講演を切り抜けていたように思う。2年目が終わる頃には、だいたいやり方が分かってきて、3年目以降は特に問題なくできるようになったのだが、新しいやり方に手を出さないのもよくないなと思い、後期は少しやり方を変えてみよう(CommentScreen は使ってみたのだが、あまり自分の授業のスタイルに合っていない気がしたので、前期で解約した)。

大学教員としては、教え子の中から2人の大学教員が出れば最低限拡大再生産になる、という話を聞いたことがあるが、うちの研究室を出た人はどれくらい大学教員になるのかなあ。自分としては博士後期課程に進学するのは歓迎しているが、大学教員になってほしいとは特に思っていない(自分自身、大学教員になろうと思って博士後期課程に進学した訳ではない、というか、むしろ大学教員になるつもりはなかった)ので、博士号を取得したからといって大学で研究を続ける人が多いということはないと思うが、企業に行く人が多い中、逆張りで大学にいる人が増えるのは個人的には嬉しいことである(前は大学に残りたい人が多かったので、企業に行くことをあえて奨励していたが、今は逆の気持ち)。