家事育児両方やると8時間

朝は9:30から共同研究のミーティングだったが、子どもたちを保育園に連れていくのに手間取って、15分ほど遅れてしまった。10時からなら大体大丈夫なのだが、9:30は微妙なラインなのである。

ちなみに日本では夫婦の家事+育児の平均時間が8.5時間ほどだと読んだので、うちがどれくらいなのかと数えてみたところ、

送り迎えあり 送り迎えなし
朝2.5時間・夜2.5時間 朝2時間・夜2時間
朝1.5時間・夜3時間 朝0時間・夜2.5時間

となっていた。妻が毎日送り迎えをしてくれれば、家事+育児の時間は夫婦だいたい4時間ずつで均等なのだが、実際は週3日自分が送り迎えをしているので、夫婦での負担割合は時間ベースでは自分の方が多いようである(薄々気がついてはいたが)。まあ、時間ベースで均等になるように配分しているのではなく、負担感ベースで均等になるように配分しているので、負担感としては大体同じくらいだと思っている(育児と家事だと家事の方が負担感が高い)。あと、自分が送り迎えをする方が、夫婦トータルで家事+育児に使う時間は減るので、その意味でも自分が送り迎えをした方が(夫婦としては)合理的なのである。

午前中は少し自分の研究室のウェブサイトを整理してみたのだが、業績を更新するのが面倒くさくなってきたので、国際会議の論文については Google Scholar Citations に対するリンクだけを書くことにした。国内の査読なしの発表の件数がありすぎて、これも書くのが面倒くさいのだが、どうすればいいんだろうか……。研究室のサイトには載せてあるので、それだけでいいかなと思って、そちらへのポインタを書くことにした。大学のサイトでも、研究業績を入れろとときどき言われるのだが、色んな場所に書かないといけないのは面倒くさい。Researchmap は正直なところ使いたくないのだが、大学のサイトに逐一書かなくてもよくなるなら Researchmap を頑張って更新してもいいかなと思ったりする。

昼からは研究室の全体ゼミ(研究会)。12月に開催される国際会議の発表練習をしたのだが、件数が多かったので、本来今日にやる予定だった博士論文審査会の発表練習の時間がなくなってしまった。昨日も書いたように事前に収録した動画をアップロードしてほしいと〆切1週間で言われるワークショップもあったりして、このタイミングで練習するしかなかったのである。

国際会議の発表練習をするのは今年はこれで最後だと思うが、数年前と比べると遥かにみんなスムーズに説明できるようになって、感慨深いものがある。そもそも研究室に入ってくる学生の英語力が向上しているのだろうが、これがうちの研究室だけの話なのか、それともうちの大学に共通した話なのか、あるいはこの分野に共通した話なのかよく分からないが、喜ばしいことである。自分が学生だったころ(20年弱前)と比べると隔世の感がある。自分が学部生だったころは(シドニー大学の交換留学から帰ってきた後でも)こんなに喋れなかったし、昔と比べるとみんなすごいなあ。

残るは質疑応答がスムーズにできればよいのだが、これは恐らく研究室の勉強会等を英語に切り替える必要があり、ちょっと難しいかも(実は以前、勉強会の1/3を英語にしたことがあるが、結局なかなか意思疎通ができなくなって研究の質を向上させることに支障をきたしたので、元に戻した)。あと、NAIST にいたときの経験も総合すると、そもそも英語でスムーズに口頭のやりとりできるかどうかは研究室に来てからの努力はあまり関係なく(英語で論文を書く能力は、研究室に来てから伸ばすことができるが)、そもそも研究室に来る前の段階でどれくらい英語が使えるかに強く依存しているようで、あまり研究室で何かできるような感じではないというのが現時点での結論である(そのため、現在は外部受験生については TOEIC/TOEFL で英語力の足切り点を設けている)。

午後は学科会議。色々審議事項があり、今日は2時間だったが、基礎教育部会が非開催だったので、両耳で別々の会議に参加したりする必要がないのはよかった。今後も(新型コロナが落ち着いた後でも)学科会議はオンラインでの参加が可能になってほしいものである。