開催の場所というより日程が

今日は在宅勤務。最近は在宅勤務も安定してきて、ほとんど月初めに申告した通りに勤務できている(妻の出勤日に在宅勤務しているので、妻がシフトを組んだらほとんどその通りになるだけだからだが)。

上の子のために来年度の学童の申請をしないといけないのだが、妻の勤務体系がギリギリ学童利用 OK ラインで、あと少し少なかったら学童が使えなかったので、滑り込みセーフだった(その代わり、妻は自分の扶養には入っていない)。そういえば学校選択制度の集計が終わっていて、希望した学校は定員超過していなかったので、希望通りの学校に通うことができそうである。

午前中は先週に記事の依頼があったので、執筆。このブログと同じような感じでよいとのことだったので、このブログを下書きするのと同じように Evernote に下書きしたところ、割とすぐ大体の内容が書けた。そもそもブログを書くときは時事ネタばかりなので、あまり頭を使っていないからな……(月に1回くらいは、何を書くのかネタを検討してから書く内容があるが)。しかしここから先を書くのにここまで書いたのと同じ程度かそれ以上の時間がかかる。

午後は論文誌の原稿にコメントを入れたり、国際会議の原稿 x 2 にコメントを入れたり。来年は COLING のように締切が遅い国際会議がなく、主要国際会議は EMNLP で最後で、多分 ACL 2021 に向けて書いている人がギリギリ EMNLP に出せる、みたいな感じだと思うので、来年はちょっと論文の数が少なくなるかも(博士後期課程の学生が3人卒業するのもあるが)。

来年度の自然言語処理の国際ワークショップの共同委員長(自分は NAACL という国際会議担当)を務めていて、開催順に EACL, NAACL, ACL, EMNLP という4つの国際会議があるのだが、どのワークショップがどの国際会議で開催されるか、という通知を昨日他の委員長に送ってもらったところ、それに対する問い合わせが個別のワークショップのオーガナイザから来ていて(100近い提案があったが、その1割程度?)、みんなこんなに大変な仕事をしていたのかあ、とびっくりする。しかしみんなチャットに答えるくらいの気軽さでメールの返信を書くので、自分も即レスできるようになりたいものだ。日本にいるとあまりそういう感じではないように思うが、オープンソースソフトウェア開発をしていて本家のメーリングリストに入っていたときや、Microsoft Research でインターンをしていたときは、みんな瞬発力あったような気がするので、文化なのだろうと思う。でもみんながみんなそうだから自分もそうなるべき、というのもなんだか違う気もして(多様性を高めることも大事で、じっくり考えて正しい意見を言うことも必要)、悩ましい。

恐らく来年も基本的にはオンライン開催になるのだろうし、この場所なら参加できない、ということはないと思われるのだが、開催する側としてはみんなが参加する国際会議でワークショップを開催したい、という希望と、準備期間が必要なので開催時期が後ろの国際会議がいい、という要望があったりして、全員の希望を叶えるのは難しい。自分もワークショップの提案側にもなったことがあるので、気持ちは分かるが……(特に日程については、共通タスクのオーガナイズをしたときにスケジュールがかなり大変だったので、共通タスクの実施が含まれるワークショップのオーガナイザの気持ちは切実に分かる)。

どうせオンライン開催なら部屋の物理的な制限はないのだから、オーガナイザの希望通りに割り振ればいいのでは、と思うかもしれないが、並列に聞けないワークショップの数も増えるし、そもそもオンライン国際会議のインフラ自体どうするかという問題もある(本会議で用意したインフラに乗っかる場合と、ワークショップ側で用意する場合があり、前者だと本会議側の負担が増える)ので、やはりできるだけ平準化する必要がある。とはいえ今年のようにオンサイトの開催から一転オンラインになる、というのではなく、オンラインにすると最初から心に決めれば準備期間も取れるから(両方の可能性を考慮して準備すると大変だが)、なんとか落ち着くと良いなと思っている。