大学院入試の時期になってきた

今日も在宅勤務。妻の出勤日ではないので、上の子も在宅。

朝は2時間強、国際会議の原稿のコメント。今年は締め切りが延びたので、なんだか間延びしてしまっているが、これはフルペーパーで通したい話なので、ちゃんとクオリティを上げていきたい。

午前中は木曜日グループの進捗報告。保育園の臨時休園の影響で大学院の授業の曜日を変更したので、5月以降は曜日を変更予定。今年はイレギュラーなことが多い。

午後は自然言語処理の基礎勉強会。4月では全部終わらなかったのだが、あと1回くらいで大体全部カバーできそうなので、追加で1回やることに。やはり放送大学の「自然言語処理」の教科書はとてもいい入門書である(書きすぎても書かなさすぎてもよくないが、その粒度が絶妙で、ちょうどいい)。

その後、研究室の B4 と面談をしたり。大学院入試の推薦(筆記試験免除)に出すには指導教員の許可が必要なので、それの意志確認と、あとざっくばらんな話をするために、毎年この時期に1人5分程度面談しているのである。こんなオンライン中心の非日常でどうしているのかと思ったら、研究室の学生間では Discord でつないでいるそうなので、研究室全体で Discord にしてもいいかなと思ったりする(自分的にも研究室で Slack 以外にやるなら定期的な Zoom 部屋の開放か、あるいは Discord つなぎっぱなしかなと思っていた)。

夕方はうちの研究室の受験希望者との面談。都立大の学生なので外部生というか内部生というか微妙なのだが、毎年1人くらいは南大沢の学生から問い合わせがある。一応キャンパスは違うとはいえ本学の学生なので、都立大の学生であれば必ず相談に乗ってあげることにしているのだが、これまで南大沢からうちに来たのは2人しかおらず(つまり来るのは3人に1人)、自分としても特に自然言語処理がやりたいというわけではなく、たまたま同じ大学だからという理由で研究室を探し、うちの研究室に来るのはあまりお勧めしていない。

学内でうちにコンタクトするほとんどの学生は、情報系にジョブチェンしたくて日野の研究室リストを眺めて興味の順にコンタクトする、という感じなのだが(学外からの問い合わせでも、8割はそうだが)、日本の大学院の選択においては、どの研究内容をするかではなく、どの大学にするかを先にするのは、ほとんどの場合悪手だと思っている(学部の選択であれば、逆に研究内容で選ばない方がいいと思っているが)。専門職大学院なら、特に研究室に配属されて研究するという訳ではないだろうから、大学で選んでもいいと思うが……。