サイクルを早く回した方がいい

朝6時からサーバ管理をしたり。サーバ管理業務はいくつかの理由から学生にはやらせておらず、自分がボトルネックになってしまうのだが、仕方ない(あと、他に仕事があってサーバ管理にあまり時間を使いたくなくても、こちらをやらないと学生たちが実験できなくなってしまうので、二重に仕方ない)。

お昼からは情報通信システムコースの卒業生でゲームエイト代表取締役社長の西尾さんにシステムデザイン論という B3 向けの授業でトークをしてもらう(ランチからご一緒した)。情報通信特別講義という B1 向けの授業でも、自分が着任する前は定年間際の人を非常勤講師で呼んでいて、あまり学生には評判がよくなかったようだが、自分が着任してからはできるだけ自分の同世代(30-40歳)の人を呼ぶようにして、興味を持って聞いてくれる人も多くなったようなので、今回も40歳以下の人、そしてできれば首都大の卒業生、ということでお願いしたのである。

お話し自体無茶苦茶おもしろく、学生たちの感想シートを読んでもかなり刺激があったようで、目論見通りでとてもよかったが、教員の方々の参加も3-4人あり、情報系の動きの速さに驚かれていたようで、そちらはあまり想定していなかったが、実感をもってお伝えすることができてよかった。情報系以外の工学の分野では、40歳くらいになってようやく開発が1サイクル回って、50歳くらいで一人前、みたいな感じだそうで、それなら60歳の人を呼ぶのはそんなに変な話ではないのだが、ウェブ開発だと1サイクル回すのに1年かからなかったりして、そうすると話を聞くべき対象は30歳以下の人だと思うので……。

午後はひたすら教授会(3時間)。博士論文の審査委員会の設置にかかる審議があるので時間がどうしてもかかってしまい、疲労困憊。貴家先生からは、今年は普段は代議員会で、みんな教授会に慣れていないので疲れるのでしょう、というごもっともなご意見もあり、そう思うと教授会で疲れるくらいでちょうどいい(疲れないくらいに慣れているということは、教授会が毎月あったころは時間を無駄にしていたということ)のかも、と思ったりする。