面談で違う角度のアドバイス

午前中は10月から復学予定の学生との面談。先週は10月からの休学予定の学生と面談し、来月は命令退学候補者(2名)との面談をするのだが、学部教務委員はこういう仕事(役回り)が多い。まあ、学生と10分でも15分でも話すと、えっ、そういうことを考えてこういう決断になっているの、それは(教員としてというよりは、人生の先輩として)ちょっと情報不足だと思うから、もう少し調べたほうがいいんじゃないの、と助言できることも多々あり、こういう面談をするシステムになっているのはいいことだと思う。時間の無駄だと思う教員もいるだろうが、自分は同じ学科・コースの学生は全員自分の関わる学生だと思っているので、少しのアドバイスで変わる人生があるならちゃんとアドバイスしてあげたい。

お昼からひたすら科研費の申請書を書く。書けるところから書き、あとは全体をとにかく埋める(完璧に書けているセクションと白紙のセクションがあるよりは、全てにわたって何がしかが書かれている方がいい)、というのは、論文を書くときと同じである。教員になってから、ファーストで論文を書くことがないので、依頼されてチュートリアルをしたり雑誌の記事を書いたり、あるいは今回のように研究計画書を書いたりするようなタイミングで色々調べて考えるのが、頭の中を整理することに役に立っていると思う。論文やコードもファーストでずっと書きたい、という欲は自分には特にないのだが、文章にせよプログラミングにせよ、長い間離れていると学生に教えることができない(自分で手を動かしている人と話が合わなくなっていく)ので、今年の後半から3年くらい、勉強期間にしたいと考えている。

午後は1時間ほど進捗報告を聞く。メールだと時間がかかるしニュアンスが伝わりにくいので直接話した方が早いことがあり、話せるとよい。これリモートのミーティングでも同じくらいの効果があればいいのだけど、そのようにできるかどうかは未知数で、今年の後半からどうなるか不安半分期待半分である。