ニューラルで温故知新がしてみたい

午前中は最先端論文紹介で以下の論文を紹介してもらう。(スライド

  • Jiawei Wu and Xin Wang and William Yang Wang. Extract and Edit: An Alternative to Back-Translation for Unsupervised Neural Machine Translation. NAACL 2019.

アルゴリズムが分かりにくいのだが、どうもこの論文的にやりたいのは用例翻訳のようなことで、元言語文と似た目的言語文を持ってきて編集して翻訳する、ということのようで、その中で GAN が使われていたりするのだが、詳しいところはよく分からない(読みながらディスカッションして分かった気になったが、この日記を書く段階で読み直したらまた分からなくなった)。このようなやり方もいいと思うのだが、なんでこんなやり方をしているのだろうか?

いまのニューラル機械翻訳とは違うやり方で翻訳する方法に興味があり、用例翻訳がニューラルの世界でリバイバルできるといいなと思っているのだが……(ニューラルは出力を流暢にするのは得意だが、用例翻訳の仕組み的にはそこは関係ないので、強力なエンコーダを使って用例検索が賢くなることに期待)。

お昼からは機械翻訳グループの進捗報告。1人あたり30分くらいだと思うのだが、人数が多いとじわじわと効いてくる。結局、今日はとある公募の説明会を聞きにいく予定を取りやめて(もともとそんな時間はあると思っていなかったが)、ひたすら進捗報告を聞いて会計処理を1時間ほど。木曜日には比較的時間があるはずだが、なぜか時間がなくなっている。送り迎えをするというのが地味に痛い。