マッチングするかどうかを見極める

午前中はメール処理と原稿の添削。3月の言語処理学会年次大会(NLP)への投稿を見送った人は、5月の情報処理学会自然言語処理研究会(NL研)か6月の人工知能学会全国大会(JSAI)に投稿してもらおうと思っているのだが、それぞれ〆切が違うので要調整である。去年は JSAI で2件発表したので、今年も2件くらいは JSAI かなぁと思っている。

お昼は南大沢で教員養成カリキュラム委員会。平成31年度に法改正が予定されているので色々と今年は検討事項があったが、なんとか落ち着きそうでよかった。大学は文科省に振り回される、というのがよく分かる。

午後はオフィスアワー3件。今学期導入したオフィスアワー制度、概ねよかったとは思っているが、活用できた人とできなかった人がいたので、来学期はやり方を少し変えたい。

夕方はデータ分析の企業の方がトークをしに来てくれるというのでホストする(業界内ではそれなりに大きな企業である)。情報科学・情報通信の M1/B3 に案内を回して、何十人くるかなぁと思ったのだが、蓋を開けると5人しか来なかったので、本学の学生たちはこういう仕事に興味ないのかな、と思ったりする(先日も、いわゆる GAFA の A 社の方に企業説明会およびテックトークをお願いしたら、20人くらいしか集まらなかったし、半数以上は留学生だったし)。

よく言えば身の丈に合った仕事を選んでいるということだが(大学選択自体がそうなのかもしれないが)、うちの学生、能力は十分あると思うし、もう少し広く考えてみてはどうだろうか……。そもそも仕事の方向性が趣味と合わないという可能性はあるが、少なくとも情報科学という学科を立ち上げたのは、こういう企業に就職したい人に来てほしいということなので、数年後には変わっているかもしれないけど(そういう意味では、いまの M1 に外部から来た人たちは、確かに情報科学に変わってから来ている人たちなので、就職したい先とのマッチングは適切)。