体験にフォーカスするなら短期間

月曜日の午前中は授業がないので今学期は基本的にオフィスアワー。いまのところ、週3時間(6人分)設定しているオフィスアワーは全部予約で埋まっているので(そもそも予約しないで来てもいいのがオフィスアワーという定義からすると、オフィスアワーでもない気がするが)、一応ちゃんと運用されているようである。もっとも、M2/D を全員合わせるとフルタイム学生が10人いるので、もう少し枠を増やしておいたほうがいいのだろうか。

お昼は ACL 2018 読み会。

  • Anders Søgaard, Sebastian Ruder, Ivan Vulić. On the Limitations of Unsupervised Bilingual Dictionary Induction. ACL 2018. (slide)

うちの研究室でもいま教師なしニューラル機械翻訳の研究に着手していて、教師なしニューラル機械翻訳で何ができて何ができないか、なぜうまくいくのか、というようなことに興味があるので、おもしろかった。結局単語分散表現をしっかり学習するところがポイントだと思う(これ以上は書くとうちの研究のネタバレになるので書かないが)。

午後は高校生の理数研究ラボの事後報告会。みなさんいろいろ工夫されているのが分かっておもしろかった。結局のところ、内容を深く理解してもらうことを目的とするなら、2-3日の集中体験では難しくて、週に1回通ってもらうような形態でやるのがいいのだろうし、あまり研究体験に重きをおかない(雰囲気だけ体験してもらう)ならいまのような3日くらいのプログラムでちょうどよさそうである。

夕方はメール処理しつつ学部教務委員会のお仕事。教務の仕事がいろいろあって大変。