研究はワイワイやって楽しめる

朝、原稿にコメントをしたりする。自分が修士論文を書いているときにアドバイスしてもらったが、単著のものは結局責任は自分が取るものだし、指導教員に言われるがままに直す必要はないので(もちろん、これができないと受理できないと言われた項目は別だが)、自分もコメントはざっくりとしたコメントしかしないことにしている(論文の査読と同じレベル)。これは共著論文とは対照的で、共著論文は著者の全員に責任があるので、てにをはのレベルから赤を入れている。

お昼は高校生の理数研究ラボの2日目。午前中は研究室の学生に研究(室)紹介をしてもらう。実習をする意図としては研究室体験を早めにしてもらう、ということらしいので、研究そのものを体験するのと同じくらい、研究室というものを体験してもらうことも大事だそうで。そういう意味では進捗報告に参加してもらうのが一番いいと思うのだが、そうすると事前の準備できないので難しい。

演習に関しては、初日に機械翻訳入門の話をしてニューラル機械翻訳の学習まで回していたので、続きをしてもらう。今年の6月に用意した演習環境だが、その後2ヶ月で OpenNMT-py の中身が変わっていて、インストール手順からオプションから違っていたのは想定外だったが……。

午後は高校生たちにニューラル機械翻訳のモデル(パラメータ)探索をしてもらう。実際、B4 で配属された学生も、研究としてやることはあまり変わらないので、まさしく研究体験である。

夕方は大学院生の公開期末評価の発表練習。インターンシップに行く、あるいは行っている、あるいはこれから行く学生が多く、なかなか時間が取れないので、今年から始めたが、8月頭に全員分一気にやるのはよかったと思う。まあ、研究室2年目以降の人は、そこまで自分がチェックする必要はない気もするが。

夜は B1 の基礎ゼミナールの成績入力。お盆前に3科目成績を入れないといけないので、評価と入力がそこそこ大変である。