1ヶ月経つと記憶が消えている

午前中は古典論文紹介で以下の論文を紹介してもらう。

  • Hiroshi Echizen-ya and Kenji Araki. Automatic Evaluation Method for Machine Translation using Noun-Phrase Chunking. ACL 2010.

これは機械翻訳の自動評価尺度の研究で、実はこれ以外の論文も読まないと詳細が分からないという問題があるのだが、こういう研究で ACL に通るんだ、という意味では勇気付けられる。というのも、最近研究室では言語生成の評価に関する研究を継続的にしているので、しっかりこういう研究にも日の目を見せてあげたいと思うのである。深層学習の手法の研究はすぐに陳腐化してしまう可能性が高いが、データセットの構築や評価尺度の提案は手法自体の研究よりは息が長いと思うので、うまくつなげていきたい。

午後は研究室の全体ゼミで、修士論文中間発表の練習。M2 の人たちで、だいたいすでに実験結果はあるのでもうそこまで細かく見る必要はないと思うのだが、むしろポスターを作るに当たってどこを削るべきか、というアドバイスをしたりする。入れる材料が多過ぎても消化不良になるし、コメントがほしいところを前面に押し出すべきだと思うのである。

夕方は NAACL 2018 読み会。あと2回で終わり。

  • Asli Celikyilmaz, Antoine Bosselut, Xiaodong He and Yejin Choi. Deep Communicating Agents for Abstractive Summarization. NAACL 2018.

しかし1ヶ月以上前に紹介してもらったので、内容を覚えていない(汗)。学生が発表したスライドはあるので、興味ある方は参照されたし。1ヶ月以上日記の更新ができないと、もう思い出せない。