受験者に返事がもはや不可能に

朝6時に起きてウェブサイトを少し更新したり、メール処理をしたり。大学院の受験生(社会人の人ではなくフルタイムの学生)には、(博士前期、後期問わず)学振の研究計画書相当のものを受験の段階で出してもらうことにしたりする。結局入学してからやる羽目になるし、入学する前に研究計画について考えていない場合、入学してからも難航することが予想されるので……。

自分自身考えると、機械翻訳の研究をしたいと漠然と考えていたが、機械翻訳に関する本も論文も全く読んでいなかったし、面接のとき聞かれても「まだ何も読んでいません」と答えたくらいなので、人のことは言えないのであるが(汗)まあ、その後修士でも博士でも機械翻訳の研究は(修論にも博論にも1ミリも絡んでいないが)やって論文も書いたし、いまは日本の大学では最大規模の機械翻訳グループを擁する研究室になっているので、受験の段階では文字通り何もしていなかったが、やりたかったという気持ちは本当である。他人のことは言えないので、調べていないからとむげに断りたくはないのだが、昨今問い合わせが多過ぎるので仕方ないかなぁと思ったり。Kevin さんのページをふと見たら

To prospective students: Thanks for your interest! I am not able to reply to your inquiries individually, due to the large volumes of email I receive ("email event horizon").

と書いてあって、やはり個々のメールに返事をするのは(昨今の自然言語処理人気を考えると)不可能なんだな、と思っている。

午後は国際会議に投稿予定の原稿の調整をしたりする。卒業生の原稿なので、あまり卒業生に負担はかけたくないと思って自分でやっているのだが、本質的でないところ(フォーマットの調整)でそれなりに時間がかかる。やはり在学中になんとかケリがつくようにしたほうがいいと強く思う。今年はそのようにできるだろうか……。