他のことをやるならそれは止めないが

午前中は私用で通院。ここから2年程度治療が続くのだが、気長に取り組もう……。とりあえず3月から4月までの1ヶ月で5Kg減り、ズボンがブカブカになったのだが、たぶんさらに5Kgくらい減らないといけないのではないかと思っている。

午後は(主に)機械翻訳グループの進捗報告を聞く。予想外の結果が出ると、どうしてそういう結果になるのか考察するのがおもしろい。もともと広く浅く色んな知識を雑駁に持っているせいか、こういう想定外の状況では、自分のトラブルシューティング能力(これはこういう理由ではないか、と推測する能力だったり、過去にこういうことがあったので関係しているのではないか、というような補足能力)が発揮できる。

あとはどうやったらこういう「想定外」の状況にたくさん出会えるかだが、一番大事なのはうまく行っていないと本人が思っていても、ちゃんと情報共有してもらうことだと思う。本人が思っているほどには悲観的ではない場合が多いし、これを続けて見込みがありそうかどうか、というのは経験がかなり補ってくれるのである。

そういえば、自分が学生時代にNAIST 松本先生や NTT CS 研の永田さんと話していたときの感覚が、最近分かるようになってきた。松本先生も永田さんも、続けたら鉱脈に当たりそうな場合でも、学生が「他のことをやりたい」と言ったら決して無理強いせず、自由にやらせてくれていたけど、いつそういう境地になるかなぁ。自分も研究室の学生が「他のことをやりたい」というのは止めないが、教員的にやってほしいことをやってもらった上で他のことをやってもらっている(止めないということは明確に伝えているが)で、まだ思い切りが足りていない。