ルームシェア慣れたらきっと楽しいよ

午前中は情報理論の授業。端末がインターネットにつながらなかったので、話そうと思っていた雑談ネタが話せず淡々と授業をする。現在の情報通信システムコースの学生に毎年「ラグランジュの未定乗数法」を習ったことがあるか、と聞いているのだが、知っている、という学年と、知らない、という学年が両方存在する。B3 の前期くらいまでには習っておいてほしい気もするし、新しい情報科学科のカリキュラムだと、B3 の前期までには確実に習っているはずだが、どこで教えるのがいいんだろうか。

午後は B3 の応用実験の授業で、2コマ連続「理科系の作文技術」を用いてテクニカルライティングについて教える。個人的にはこの本はあまりいい本ではない(文章の書き方なら「論理トレーニング」などの方がいい)と思っているのだか、デファクトスタンダードなので仕方ない。あと、今回は授業の中では研究室紹介をしないのだが、研究室紹介をしないなら、この授業は時間の割にあまり意味がないような……(まあ、4月からハードな実験をやらされるとしんどいので、4月のうちは日野キャンパスに慣れてもらうためにゆるくやっているようだが)。

夕方は南大沢に移動して国際副専攻委員会に出席。国際副専攻に合格した学生に国際宿舎(必ずしも寮費が安いわけではないようだが……)を優先的に案内し、希望者は留学生2名に対し日本人学生1名でルームシェアしてもらう、ということを今年やっているようで、変な授業の単位を取ってもらうよりはるかに意味があると思うので、もっと積極的に(継続的に)やってほしいなと思ったりする。自分は海外に行って初めてルームシェアしたのだが、日本でルームシェアした経験があればもっと慣れるのが早かっただろうに、と思うし(オーストラリアでルームシェアした経験があったので、アメリカでルームシェアしたときは特に戸惑うことはなかった)。

あと、情報科学科は今年から国際副専攻入試が始まるので、どういう学生が来てくれるのか楽しみである。まず応募者が少ないとどうしようもないのだが、1人くらいは応募してくれるかなぁ。