猫の手を借りたいくらい足りてない

午前5時に起きて国際会議の原稿の添削。今週末が〆切の国際会議(ワークショップ)に B4 が2人投稿予定なのだが、2週間近く前から原稿をもらっていたのに、全然添削を返すことができていなかったので、本当に申し訳ない(これ以外に、さらに3本投稿予定の原稿がある)。初稿でもものすごくしっかり書けていて、内容的に改善する部分はほとんどないし、英語的にもほとんど問題はないのだが、完全にボトルネックが自分になっている(泣)

出勤してからもひたすら原稿を見て、ようやく今日に2本のコメントを返し終わる。英文校正に出す時間を考えるとギリギリなのだが、これほど切羽詰まるまで全然手をつけられていなくて忸怩たる思いだし、なんで大学教員やってるんだろう……。

しかし、学生と一緒にやるより自分がファーストで手を動かしたい人は、いまほとんど大学教員を辞めている気がするので、たぶんそこがギリギリのところだと思う。特に深層学習界隈は、研究の流れが速すぎて、トップクラスに優秀な学生が集まるアメリカ(や中国?)の大学院はいいが、日本の大学がガチで戦うのは難しいので、少しひねったところに活路を見出していきたい。たとえば地道なデータ作成とか評価尺度とかで勝負するとか、機械翻訳でも少資源の設定とか、あるいはそもそもデータが少ない誤り訂正とか。実装の速度や計算機資源で戦ったら世界的には勝ち目はないし、速度勝負には持ち込みたくないのである。