説明を英語でできるようにする

午前中は機械学習の論文紹介で

  • Levy and Goldberg. Neural Word Embedding as Implicit Matrix Factorization. NIPS 2014.

を紹介してもらう。たまたま別件でこの論文を(先週から今週にかけて)読み返したばかりだったので、タイムリーであった。分布類似度(周辺文脈の類似度)を用いて単語をベクトルで表現する、というのが単語の分散表現として2012年くらいから盛んに研究されるようになったが、これは(いくつかの仮定を置いた、ある設定でのアルゴリズムが)行列分解をしているのと等価である、ということを示した記念碑的論文である。

この日記でも過去にこの論文を取り上げた気がするのだが、調べたら割と最近だった。(なかったと思って再度書いてしまった。タイトルをつける段階で575が浮かんで「あれ、このタイトルつけたような?」と思って気が付いた。この体験は初めて。)

最近また PMI を用いた研究をしているので、PMI でもう一仕事したいなと思っているのだが、行列分解でバシッと決まる方が好きだな〜。

午後は機械翻訳勉強会。今回から資料も説明も全て英語で統一してもらうことにして、学部生も含めて全員英語を使ってもらっているのだが、意外にほとんど問題なくできた。今学期はこの勉強会だけだが、過半数の勉強会をこのようにしていきたい。