午前中は保育園の運営会議。いつもは運営会議の間は娘を見てもらうのだが、昨日の今日で体調不良なので娘は自宅で静養。
保育者の賃金体系の見直しが今年度のテーマであるが、ほぼ年功序列で職能給ベースになっている賃金体系を職務給ベースで整理する、という方針。しかし、どの仕事もローテーションでやっているわけではなく、みんなが得意な仕事をしていて(やりたくない仕事は誰かにやってもらえるので、やりたくないことはやらなくても)うまくいっている、という奇跡的な組織なので、会議2回目にして見直しが困難であることが浮かび上がってくる。つまり、この仕事はこれくらいの難しさ、というのは、得意な人がやるのか苦手な人がやるかで違うだろうが、1つの仕事をやる人は1人しかいないので、他人の仕事の難しさを客観的に測ることが容易ではなく、年功序列になるのにもそれなりの合理性がある、ということである。
とはいえ、若手からすると(給料のことを考えると、そもそも保育士にならないかもしれないが)少しでも仕事ぶりが反映される(がんばろうという気になる)ような体系にしたい、ということなので、もう少し考えてみよう。少々意外だったのは、若い人の給料を上げてあげよう、とベテランの人たちが考えていたら、若い人たち自身は「自分たちの給料が上がっても、ベテランの人たちが上がらないなら意味がないから、ベテランの人たちも上げてほしい」という意見だったそうで、確かに言われてみればそれはそうで、なるほどと思う。
午後は国際会議の最後の area chair 業務。あとは自分の手を離れて program chair の仕事である。