下道で行くと帰りはへとへとに

山梨旅行の二日目。朝6時に娘が起きたので、富士山を見たり。朝5時半に起きれば朝日に映える富士山が見られたらしい。ドイツ語を喋る人たちがいたので挨拶してみたりするが、娘が「にかいにいく、にかいにいきたい」と言うので降りざるを得ず。娘にとって世の中は「にかい」しかなく、一階から二階に行くときは「にかいにいく」なのだが、二階から一階に降りるときも「にかいにいく」で、今回のように七階から降りるのでも「にかいにいきたい」というわけである。

外を少し散歩したりする。まだ雪が残っていて「ゆきだるまー!ゆきだるまさがそう!!」と言うのだが、雪のことを雪だるまと言っているようである(過剰汎化)。

朝食を食べて朝風呂を浴びてからチェックアウト。「みずうみでピンクにのりたい!」と昨日から言っていたので、ピンク色のスワンに乗ってみたのだが、近くを高速船が通るたびにものすごく横揺れし、娘もすぐに寝てしまったので、10分くらいで引き返す(それでも20分かかるわけだが)。井之頭公園のスワンはこんなに揺れないし、池の深さも大したことないだろうし、ライフジャケットも貸してくれるのだが、ライフジャケットも貸してくれない河口湖で転覆したら死んでしまうのではないか、と恐怖を感じる(汗)Google 検索すると、河口湖のスワンで恐怖を感じたのは我々だけではないらしい。あれ、取り締まった方がいいのではないか?

外に出ると娘も起き、満足したのか「もうかえる!」と連呼するが、せっかく河口湖まで来たし、カチカチ山ロープウェイを登って富士山でも見てから帰ろうと思って行ってみたが、ものすごく並んでいる。娘も覚醒して「かえりたい!このズボンいや!」とギャーギャー泣き始め、阿鼻叫喚。なんとかなだめてロープウェイに乗って上まで行ってみたが、雨も降ってきたし、曇りでそもそも富士山の方角を見ても何も見えないのですぐ帰ってくる。何のために登ったのか……。

河口湖に来るのは多分人生で3回目で、1回目は小学生のとき、2回目は大学生のときだが、今回ものすごく外国からの観光客が多くてびっくり。日本人観光客より外国人観光客の方が多いくらい。平日だから空いているのでは、と思ったが、外国人にとっては関係ないので、見積もりが甘かった。

帰りは雪もチラチラ降ってきたので早めに出よう、ということで山中湖経由で下道から帰る。山中湖を過ぎたところで、高速に乗って帰った方がいいのでは、ということで経路検索したのだが、河口湖まで戻って高速に乗れ、というような経路が出て、さすがにそれはちょっと、と思って相模湖まで下道で行くことに。

途中娘が何回か「お腹痛い、トイレに行きたい」と言うのだが、国道20号沿いと違ってこちらは店どころか人家もあまりなく、難儀する。ようやく見つけた店に入ってトイレに行っても、ウンチ出ないし……。

たまたま見つけた(開いている)お店ですいとんを食べたらおいしかった。掘りごたつに入れてもらったが、娘は初めての掘りごたつ。夏は賑わっているんだろうなぁ、と思ったりする。

相模湖から高速に乗ったら立川から先が渋滞しているというので立川で高速を降り、いつもの通勤経路で帰ってくる。河口湖から高速に乗ったら3時には家に着いていただろうが、5時を回っていた。休み休みだから運転自体は大変ではないが、高速で行った方が(サービスエリアも適当な間隔であって)楽だったかな〜と思ったりする。

河口湖はあまり娘的にはヒットではなかったようだが、マザー牧場みたいなところに行った方がいいのかな?