席替えでオープン性を重視する

今日は研究室の模様替え。B4 が5人来ることが確定したのだが、冬季入試で合格した学生が NAIST に行くことになったので、結局研究生の座席を確保しないことにすれば、全員分の座席を用意できることになった。研究生も安くない授業料を払うので座席を割り当てたいのは山々だが、研究室のリソースの中で最も貴重なのは座席なので、こればかりは諦めてもらうつもりである(入学前から言っていたことだし)。

現在の研究室の部屋で問題なのはオープン性だと思っていて、学生スペースとミーティングスペースの間が大型テレビで区切られていて、スペースが分かれているメリットもあるのだが、進捗報告のとき(所属するグループなのに)ミーティングスペースに来ない学生が少なくないので、そこまで移動しなくても参加できるよう、大型テレビの位置を移動したのが最大の変更点。勉強会や進捗報告のときには全員座席を離れてミーティングスペースに来るような運用にする、というやり方もありうるが、研究室の1-2年目はそうしていて特によかった記憶がない(集まったところで寝る人もいる)ので、別の方向での改善を試してみたいのである。

もう一つの変更点は、研究室の座席で個人スペースの広さに違いがあったのを可能な限り平準化したことで、これも非対称にするメリットはあるのだが(そんなにスペースが要らない、という人のスペースを減らすことで、共用スペースあるいはスペースがほしい人のスペースを増やせる)、狭いスペースを希望する人は研究室にあまり来ない、という相関関係があるように思われるので、スペースを確保した上で研究室に来てもらう方がいいと思って変更した(直接の因果関係ではないと思うが)。もちろん、広いスペースだから快適で研究室に長時間滞在していた人が滞在しなくなる、というデメリットも予想されるが、ある程度以上長時間滞在しても効果は逓減するので、ちょうどいいところに近づけたい、という意図である。

基本的には去年までで研究室スペースは限界までほぼ最適化されていて、これ以上詰め込むことはできない、ということを再確認した……。(去年にかなり時間を使って面積を計算したり巻尺で長さを測ったりしていた)

夕方は論文誌のコメントと大学院教務委員会の引き継ぎ資料作成。今年度の最後の仕事だと思うので、なんとか今年度中に終えたい。