肉の日にワークショップで忘年会

今日は年に1回のメソッドワークショップ(飲み会)。いわゆる肉(29)の日開催である(このネタが通じる人、もうほとんどいない気がする)。東京開催ということで、今回はスマートニュース株式会社のイベントスペースをお借りする。

プログラムを見ていただければ分かるが、今回は入力アルゴリズムに関する発表が割と多く、とても充実していた。特にニューラルかな漢字変換なんかは旬のネタで、質疑も大いに盛り上がってよかった。出力例がおもしろいのだが、こういう感覚を研究室でも共有したいなぁ。(数字しか見ないと、分からない違い)

深層学習に手を出しているか手を出していないかで印象が違うかもしれないが、内容としてはそうなるよね、という話。最近なんでも(あまり深く考えず)sequence-to-sequence に入れる、みたいな人がいるかもしれないが、原文と同じ単語を出力してほしいだとか、入力と出力で基本的に語順が変わらないだとか、タスクごとにちょっとした違いがあり、そういう特徴をモデル選択のときに考慮した方がいいのでは、と思ったりしている。

@yoriyuki さんの日記 にも書いてあるが、企業で実際に入力メソッドを開発してらっしゃる(らした)方々が参加されているのが大きく、いろいろと情報交換できて楽しかった(基本的には紹介ベースでしか参加者が増えないので、ぶっちゃけた話もしていただけるのが利点)。自分もこのワークショップを始めたころは自然言語処理も初心者だったのが、入力メソッドの開発に携わり、今は(ニューラル)機械翻訳やってたり、色々と変遷あるなぁと思ったりする。色んな研究ができるのが大学のよいところだと思うけど、リソースを集中しないとなかなか突き抜けた研究もできないので、バランスが難しい。

来年は京都開催の回。みなさんよいお年を!