初めての11月に雪景色

夜半から雪模様というので気になっていたが、ほとんどいつも通り出勤できた。日野キャンパス周辺だけやたら雪が積もっていて、日野キャンパスに着いてからが時間かかったが(汗)

共同研究のミーティングもだいたいみんな参加でき、有意義な情報交換ができる。企業の方から学生たちに向けて、ミーティングに参加するのが目的ではなく、研究を進めてもらうのが目的なので、無理してミーティングに来なくてもいいので、よい研究をしてください、と事前に連絡があり、素敵な方々だなと改めて思う。こういう企業にもっと学生が行くとよいと思うのだけどな〜。

昼から対話勉強会。実は今年度は木曜日にいろいろ用事があってなかなか進められないのだが、進捗報告も含めてそれなりに形になっているのはよかったと思っている。そもそも対話勉強会が成立するなんて、首都大に来た当初からは想像もつかない(対話の研究をしたい、という学生がいても、多分在学中にはできないから、対話で使われる別の要素技術を研究した方がいい、とアドバイスしたりしていた)。これに関しては、深層学習が流行ってよかったと思っている。

午後は B3 学生のプロジェクト実験の中間報告に出席。MMDAgent を用いた音声対話エージェント開発というテーマを2年前に立ち上げ、今回が3年目なのだが、一応自分が立ち上げたテーマなので、どのように発展しているのか見てみたいのである。研究成分より開発成分の方が大きいプロジェクトだとは思うが、API の使い方を調べたり、プラグインを作成してみたり、研究でも出てくるシステム開発に必要なことは一通り含まれているので、これを通じていろいろ学んでほしいと考えている。

夕方は最近 P 社から事業譲渡によって R 社になった R 社のトークをしてもらう。役員兼リサーチャーの方直々にお話に来ていただいたが、論文を書くだけが研究成果を世に出していく方法ではない、というメッセージは学生たちにはいい刺激になったようである。もっとも、こういうのが伝わるように毎年9月に学外の方々を首都大にお招きして話してもらっているので、学部からいる人だけでなく、大学院からうちに来る人も原則全員南大沢まで聞きに来てもらっている(聞きに来ない人もいるけど、こんな豪華講師陣の話を聞かないとは、大変もったいない)。

夜は社会人博士の方と Skype ミーティング。前期は日野キャンパスまで定期的に来てもらっていたようだが(基礎勉強会は小町が出席しないため、遅い時間でもいいので)、後期は基本的にほとんど進捗報告なので、Skype で対応するのが妥当だろう、ということで電話会議になったのである。毎週30分の進捗報告というのは学生が教育を受ける権利だと思っているので、可能な限り時間を取って話を聞いている。

飯田橋キャンパスか秋葉原キャンパスかあるいは都庁のあたりか、社会人の人が通いやすいところに週1日行けるくらいの余裕があれば、もっと社会人の人を受け入れやすくなると思うのだが、さすがに1日で西と東を往復するのはしんどい。中央線にグリーン車が導入されたらもう少し違うのかもしれないが(汗)