朋友とまた会うことのありがたさ

天気がよくなかったので、午前中は娘と多摩六都科学館に行く。「カブトムシ、みたい!」と大はしゃぎだったが、カブトムシ展は9月で終わっているので少ししのびない。

多摩六都科学館は日曜日に来ると混んでいるのだが、土曜日しかも開館すぐであれば比較的空いている。特にこれくらい寒い時期はガラガラに近いのだが、広いので娘が楽しくなって走っていると、いつもは注意されないのに注意されたりして、不条理を感じる(夏休みはごった返ししているような場所でも、警備員さんと自分たち以外、ほとんどいないのに)。

午前中はキッズプラネタリウムというのに入ってみたが、暗い部屋というのがあまり好きではないようで、「おにがくる、こわいからかえる」「おうちでトトロみたい」などと騒ぐようになったので、半分くらいで外に出させてもらう。その割には「きょうりゅう、みたい!」などと、前にここで大恐竜展の映像を見たのを覚えているようで、動きがあるような映像でないと我慢できないのかな、と思ったりする(あと、視力がどれくらい見えているのか分からないが、プラネタリウム程度の明るさではほとんど星が見えていないのかもしれない)。

なんとか娘を説得し、結婚式の2次会に向けて出発。泣き崩れていて、説得できたとは言い難いのだが、都心方面に娘を連れていくのは厳しい……。一緒に行ければいいのだけどなぁ。

パーティでは自然言語処理関係者(東工大奥村研、Y! 社等)含め色々な方と再会し、旧交を温める(あまり新しい方とお話ししなかったが、冠婚葬祭は同窓会みたいなものなので、近況報告みたいなものだろう)。大学で仕事をしていると(あと、夜の勉強会にはここ2年以上基本的の参加してないので)ご無沙汰している方々とお話できてよかった。

大学にいると、自分はあまりアカデミア寄りの思考をしていないと思うのだが(教育的観点からの思考はしていると思うが)、実際のソフトウェア開発から離れれば離れるほど、現場感のインプットが少ないので、なるほど〜、と思うことも多い。医学や看護学では10年に1回くらい現場に行くこともある、という話を聞いたりすると、情報系の教員もときどき現場に行った方がいいんじゃないかな、と思っている。

あと、昼間しか仕事をしない、という前提だと、どこでどのように働くか、ということについて最適解が違うように思ったりする。若いうちは夜中まで働くような仕事の仕方ができたし、それはそれで楽しかったし、勉強にもなったが、今は全然違う種類の人生経験をしているように思っている。この経験が生きるのは20年くらい経ってからだと思うが、それでもまだそこから人生20年くらいありそうだし、こうやって人生を積み重ねていくのかなと思ったりする。