4月には書類仕事がてんこもり

午前中、年度の始めなので書類作成。うちの大学、4-5月に色々出さないといけない書類やミーティングがある印象で、4月の忙しさが他の大学と違うのではないか、という気がする。誰が読んでいるのか分からない謎書類なのだが、どれくらいみんな真面目に書いて出しているのだろうか?

午後は原稿の添削。原稿の添削キューに4本残っているのだが、他の仕事が多すぎて全然こちらをする余裕がなく、申し訳ない。自分で筆頭著者として論文を書く、というのを「研究している」と言うなら、とうの昔に自分は研究していないわけだが、共著者として論文を書く時間すら捻出が難しい、というのは間違っている気もする。とりあえず、大きな競争的研究費の獲得は研究計画書執筆の時間が取れないので放棄したにもかかわらず、事務書類が多すぎるし。

論文執筆に関しては、学生数が増え、かつみんながどんどん論文を書くと添削も増える、というのは嬉しい悲鳴なのだが、あまり学生が多くても手が回らないので、なんとか負荷を下げる方法を考えて悶々としている。

根本的には博士の学生が増えてくれるのが一番の解決策だという気がしている(博士の学生が増えたらその分他の学生は取れなくなるのだけど)。博士の学生なら自分で論文を書くインセンティブがあるし、勝手に外に出ていって他の人と研究したりできるので、そこに至るまでの基礎は研究室で身につけてもらうにしても、研究室のレベルの向上に貢献してくれる、と思うのである。修士で就職する人も、長期的には研究室 OB/OG として貢献してくれるだろうし、余裕があれば可能なかぎり受け入れたいのだが、現状が限界で、うちに来てほしいなという学生に泣く泣く他の大学を勧める一方、どうしてもうちに来たいという学生を優先的に受け入れる方針(自分の希望より学生の希望を優先)なのだが、これも本当にこれでいいのか? と自問自答……。