アポなしで受け取るために待機する

午前中、昨年も研究室まで企業説明会に来てくださった企業の方々が、今年も来てくださる。というか、NAIST 松本研の後輩なので、リクルーターと言った方がいいのかもしれない。まだ卒業生がいないうちから来てくださっていた企業の方々は自分の中では別格で、今後とも末長くお付き合いしたいと考えている。

まだうちは研究室の1期生が修士を取って就職していないのだが、今年から6人が働き始めるので、来年はそのうちの何人かがリクルーターで遊びにきてくれるのかなと期待している(笑)自分が定年まで今のペースで続ければ、退職するまでに卒業生が100人以上出る(毎年4〜8人があと27年)はずなので、どういう活躍をしてくれるか、楽しみにしている。

午後は修士論文の受け取りのために待機。単に受け取るだけなのだが、大学院教務委員なので40人全員の修士論文をチェックして受け取る必要があり、オフィスアワーではないが、アポなしでこの時間に持ってきてくれれば受け取る、という時間を3回設定しているのである。アポなしで来ていい時間は1日だけで、あとはアポ取って、という対応も考えられるのだが、メールのやり取りと日程調整の手間、待機時間を考えて、今年はこのようにしてみた。これ、どうするのがベスト(もっとも時間が少なくて済む)なんだろうか……。

午後は研究室で1人の学生の進捗報告を聞く。すでに一度アノテーションしたデータに対し、新しい情報のアノテーション基準を議論するのだが、いろいろ考えるところがあって興味深い。あまりデータが大きくないので、自分で現象を分析しやすい、というのも、やりやすい要因であるように思う。あと、これは共同研究の一部なのだが、企業の方とやり取りしながら産まれるアイデアもあり、大変おもしろい。こうやってお互いが研究のアイデアを出せるのは楽しいと思う。

夕方になって別の共同研究先の方とミーティング。今年度はあまりがっぷり組んで、という感じではなかったが、個人的にはこの共同研究で得られた知見がいろいろあって(ネガティブリザルトも多いが)、今年度は自由にやらせてもらって大変感謝している。来年度があるかどうか分からないが、来年度があったら、また学生アルバイト(インターン)に1人行ってもらって、研究成果を還元したい。