学会も整理整頓してほしい

朝6時に起きて1時間ほどメール処理。だんだん寒くなってきて、布団を2枚出してきた。

午前中はウェブ参加で学会の編集委員会(分科会)。キャッチフレーズを考える、というタスクがあり、沈黙の中みんなで考えるのだが、一体何なんだろうか、この時間……(結局自分の考えたフレーズが分科会で採用されたが、後日全体のキャッチフレーズがあるということが判明し、お蔵入りになったりしたのは、本当に時間を返してもらいたい)。学会は何のためにあるのか? と疑問に思う。(ほとんどの学会は、全国大会の開催と論文誌の発行に特化していいんじゃなかろうか? みんな考えているのかもしれないけど、研究会や学会も、もっと統合していいのではないか?)

午後は原稿の添削や教務の仕事、メール処理など。カリキュラムを考えるの、どのような科目が必要で、どれが用意されていて、どういう順番で履修しないといけないか、というようなことを考慮しないといけないので、奥が深い(助教時代には研究室内のことだけ考えればよかったので、全く意識しなかったが)。1年に1コマの授業でも、その後の過ごし方を変えるのに十分な影響力を持つことがあり、逆に言うと、どれだけ短期間に詰め込もうとしても無理で、時間をかけて何回も少しずつやらないと身に付かないこともあるので、気長に取り組むのが大事なのだろう。

今年の B2 の学生から、自分が現段階で提供できるベストと考える教育を提供できると思うのだが(ここまでに3年かかった)、これの効果が分かるのは彼らが修士に進学するころだから、さらに3年後かなぁ。自分だけで全科目をカバーできるわけではなく、教員全体で最適な教育が提供できるように、自分の持ち場をまず固めた、ということであるが、学部全体の底上げをしていきたいと思っている。(結局、受験生に認知してもらおうと思うと、3年単位どころか10年単位で取り組まないといけないわけで)