投稿の前に大事な報連相

朝に少し仕事をしようと思っていたのだが、なぜか娘が朝の6時前に起き、活発に活動するので予定が狂う。目が覚めたとき明るくなっていると、もういくらごまかしても寝てくれないので、暗いうちに起きないといけないのである……。(最近は5時台でも明るい)

午前中は進捗報告。もっと学生同士で議論できるように、自分がコメントするのを控えた方がいいかなと思わなくもないのだが、90分で5-6人の進捗報告をするのはかなり厳しいものがあり、自分がコメントするだけで時間が終わってしまう(というか、今日も90分で終わらず120分やっていたので、これで議論が活発になると3時間コース)。進捗報告を週2回(5+6)ではなく週3回(3+3+4)にしたほうがよかったのだろうか……。後期はいまの新入生を含めて20人が毎週進捗報告をすることになるので、11-12月くらいから毎日4人ずつもしくは週4日5人ずつ進捗報告するペースになりそうである。

お昼は国際会議の投稿予定の原稿のコメント。原稿を初めてもらったのが一昨日(〆切の10日前)で、出したいという話を事前に聞いていなかったので、急遽取りかかっているのだ。国際会議への論文投稿は、共著者間で十分原稿をやり取りしてクオリティに全員満足してから投稿するもので、原則的にどれだけ遅くとも2週間前には原稿をもらえるよう伝えてあったのだが……。まだ〆切(30日)まで10日あるからなんとかしようがあるが、諸事情により25日までしか作業ができないようなので、最後どうしようもなければソース一式をもらって自分が直すことになるのだろう(汗)

同じような話、「大学教授という仕事」にあったなぁ、と思い出す(この本、とてもおもしろいので大学教員になるつもりがない人でも読んでみるとよい)。

大学教授という仕事 増補新版

大学教授という仕事 増補新版

だいぶ前に読んだ本なのでうろ覚えだが、学生に「論文を投稿してみない?」と振ってみたところ、投稿するような返事ではなかったので、投稿しないのだなと思っていたところ、あとで確認したら「投稿しました」と相談も添削もなく勝手に投稿されてカッとなった(ひどいクオリティのものを投稿すると、査読者は匿名でも誰が投稿したかはだいたい分かるので「あの教員はまともに指導もしないのだ」と思われる)、というエピソードが書いてあった。

続きには、そもそも投稿前にコメントをしたいということを伝えていなかった自分が悪かったと思い直し、それからは投稿する場合は十分前から相談し、無断で投稿しないこと、という研究室のルールを決めた、という話があり、自分も他山の石としよう、と思ったものである。

お昼過ぎはテクニカルライティングの授業である。今回でようやく終了し、火曜日と木曜日がだいぶ楽になる。いつもは演習が30分で終わって残り1時間雑談しているので、今回も同じだと思って演習が終わってから1時間弱雑談するつもりだったら、演習に1時間かかっていたようで、「小町先生、次の授業があるんですが」と言われて時間を間違えていることに気がつき、申し訳ない。

学生から質問を受けたところ、研究室に配属されたらどんな感じですか、という質問があり、研究室ごとに違うので一般的な話は全くできない、と答えたところ、うちの研究室のケースを聞かれたので、勉強会なんかについて話したりする。うちの研究室、相当勉強会が多いので、嫌がる人もいるんじゃないかなぁ、と思いつつ、紹介。いまみんな授業を週18コマ受けたりしているらしいので、それと大きく変わるものではないのだが……。

あと、どのプログラミング言語をやったらいいですか?どの言語がこれから流行ると思いますか?という質問もあったが、これも分野によって違うので一概には言えないし、特定の言語ができることと同じくらい新しい言語を貪欲に学べる姿勢と能力が大事だ、という話をしつつ、いわゆる Google 三大言語と言われる C/C++, Java, Python をやっておけばいいのでは、と答える。それに付け加えるならLISP と Perl だろうか?

夕方は原稿のコメントの続き。これ、本当に間に合うのだろうか……。