輪読で時間をかけて理解する

本来月曜日は妻が送り迎えをする日だが、雨が降っていたので自分が代わりに送り迎えをすることに。雨が降っていると車で送り迎えをしたくなるのだが、月曜日は南大沢で授業なので、自分が車を使ってしまうのである。何もなければ日野キャンパスと南大沢キャンパスの間の無料シャトルバスを使えるのだが、今日は昼間に共同研究のミーティングが入っていて、終わる時間が読めなかったので、日野と南大沢の移動のための仕方なく……。

午前中は細々とした書類を片付ける。一度開いたメールは即断即決で片付ける、というルールにすると仕事が高スループットにできる反面、すぐには片付かない仕事だったりメールに仕事が紐付いていないと捗らなかったり、よいことばかりでもない。メールを開いたら、1時間以内にできる粒度に仕事を分割し、〆切を設定してTODOに入れまくる、というように対応しているのだが、対応に時間がかかりそうなメールはつい開封するのを後回しにしてしまったり……。

ルーチンワークはできるだけ頭を使わずに仕事できるようにしているのだが、アウトソーシングできるものはアウトソーシングしたほうがいいのだろうなぁ(少しずつ、秘書さんや学生たちに分担してもらっているけど)。

お昼から共同研究のミーティング。個人的には開催前は開く要点がよく分からないミーティングだったが、開催する価値はあったように思う。存在するだろうと思っていたデータが存在しなかったため、(訓練データはともかく、少なくとも評価データは)作成する必要があるのだが、いつ誰がどのように作成するのかで、認識の相違があったようである(自分が元から言っていた分担が正しかった訳だが)。自分も学生の負担を無駄に増やしたくないし、有用性の低い仕事から学生を守るのも仕事なのだなと思う。(研究性が低い仕事には、研究室では時給1,000円程度のアルバイト代を出してやってもらっている)

午後は南大沢に移動してオートマトンと言語理論の授業。2回目は有限オートマトンの定義と正規言語である。この授業、昨年度は前半部分を担当していないが、研究室内の勉強会で輪読し、演習問題も全部解いたので、授業資料を作るのがよい復習になっている。

NAIST松本研で毎年のように新しい本を輪読していたが、みんなで読むと理解が進むものである。毎年夏休みに1週間朝から夕方までかけて1冊の英語で書かれた言語学または機械学習に関する本を読む、という(松本先生以外の参加者からは不評の)読書会があったのだが、松本先生も勉強会を活用して勉強していたのかな、とも思ったりする。いや、自分もそう思われているのかもしれないが……。