朝起きて天気予報をチェックする

朝6時に起きて昨日 Word のクラッシュで失われてしまった作業をする。保育園の送り迎えを始めてから、朝ご飯を食べる前の時間以外、ほとんど大学外の仕事をする余裕がない(大学にいるときは、大学にいないとできない仕事を主にしている)。仕事できる時間が減るというのはこれほどまで影響があるのか、と今さらながら思う。いまは平日の朝の時間を入れて週40時間を確保しているが、根本的に仕事の量を減らさないと、この状況で回すのは無理そうである。(兼業で行っているアドバイザーの契約も、新規にはお受けしないことにした)

天気予報は雨っぽかったが、朝に雨は降っていなかったので、保育園まで自転車で行く。帰るころには雨が降っていたので、自転車を持って帰ってくることができなかったが、こればかりは仕方がない。

午前中は情報理論の授業である。1回目の授業なので、イントロダクションを話す。この授業はこれで3年目なので、だいぶ慣れてきた。結局、教える側も授業で楽しめるようにすることが一番だな、と思う。自分も新しい内容が勉強できるとか、適当な与太話をするとか、学生が学んでいく姿を生暖かく見守るとか。

代ゼミに通っていたとき、自分が好きだったどの先生も、授業で教える内容に入る前に、相当な時間をとって、なぜ勉強するのか、何を勉強するのか、どのように勉強するのか、というような動機付けの話をされていたことを思い出す。結局受験勉強でも大学(院)の勉強でも、大事なのは自分に合った勉強方法を身につけることだと思う。一人で黙々と勉強するのはしんどいので、一緒に仲間を巻き込んだり、ログをつけてやった量を可視化したり、やるべき時間をスケジュールにとって確保したり、というような、モチベーションの維持・向上方法の取得も含めて、一生使える財産である。

勉強会も、一参加者(聴講者)として参加するより、発起人(発表者)として参加する方がはるかに学べるし、やってよかったなと思うもので、もっと自分も効果的に「授業」を活用していきたい。

午後は学部3年生の実験。4月だけ、テクニカルライティングと称して「理科系の作文技術」を教科書に課題を解く、ということをしているのである。表向きは論文の書き方を教えるという時間なのだが、課題は毎回30分くらいで終わるので、残りの1時間は教員と学生が雑談し、研究室ってどんな感じ?就職とか進学とかどう?みたいな話をしたりして、教員と学生の距離を縮める、というのが裏の目的である。(実際に書き方を教えるのは助教の方々がしごいてくださる)

例年のことだが(それが例年のことであることを知ったのは2年目からであるが)班によって全然雰囲気が違い、活発な班もあれば寡黙な班もある(学生だけだとどの班も活発だったりもするのだが)。1学年50人ちょっと、という小さなコース(ほとんど小中高の1クラスと同じ)なので、学生ひとりひとりの影響が強く、学年ごとに変わってくるのだろう。個人的には1コースでもこの2-3倍くらいの人数いたほうが、切磋琢磨感が上がると思うのだが、なかなかそうも行かないのだろうなぁ。