引き継ぎを考慮に入れた任期制

娘が保育園で遠足だというのに前日になってから気がついて、お弁当を準備しないといけないのでかなり動転したのだが、5時に起きて夫婦で分担し、なんとか間に合う(自分はほうれん草とささみのあんとじを作って、ご飯と飲み物を準備して、妻の作ってくれたおかず3品と合わせてお弁当バッグに入れただけだが)。妻は勤務の都合上木曜日の帰宅が遅いため、金曜日にお弁当が必要だと、水曜日から仕込んでおかないと時間的な余裕がないのである。イベントがほとんどない保育園ではあるが、遠足は定期的にあるので、ちゃんとチェックしておかないと……。

午前中、秘書さんに部屋の仕分けを手伝ってもらう。いろいろ小物をまとめていただいたり、ボックスを買ってきていただいて整頓していただいたり、いい歳なのに、なんかすみません……。

というのも、実は年度始めは使える予算が限られており、5月に学内系の予算、6月に共同研究系の予算が使えるようになるので、4月はアルバイトの手続きもなく、3月の旅費も3月中に〆てしまうので、やることがほとんどないのである。結局、生協に電源タップを発注していただいたり(学生数が10人増えたので、足りなくなった)、授業の資料を印刷していただいたり、勉強会の資料を準備していただいたり。11ヶ月連続して勤務できないようだし、今年は8月に休んでいただくとして、年度始めと長期休暇の時期を外して来ていただくのが合理的だろうか?(明らかに仕事が多いのは9月と1-3月)

お昼から SLP(自然言語処理の教科書)の勉強会。新入生は第1章から読んでいるのだが、去年からいる人もまだ半分くらいしか読んでいないので、残ったところを今年1年かけて読むのである。新入生は教科書の前半部分(基礎)と後半部分(応用)それぞれ週に2コマあるので、ほぼ毎日 SLP を読むことになる。とりあえずこれで全員 SLP を読み終えることになるはずなので、来年度はきっとまっさらな気持ちで新しい教科書を読むこともできると考えている。

午後は電子情報通信学会のワーキンググループごとのミーティング。とはいえ、都心に出かけることができないので、ウェブ参加である。審議事項があるのだが、後ろに学内の委員会が待っていたので、早めに審議していただいて、退席。全体の会議も授業とバッティングしているので、代理で報告をお願いする。なんだか間が悪いものである。

夕方は大学院教務委員会。まだ引き継ぎをしていないので、どういう仕事があるのかも分かっていない。普通こういう委員は任期2年なので、5コース(航空、アート、経営、情報通信、知能機械)のうち2-3コースは2年目の委員、残りは1年目の委員、というようにして連続性を出すようだが、今回は事情があって全員入れ替えらしく、ちょっと不安感がある。これ誰かが1年もしくは3年やらないと、これからもずっと2年ごとに委員全員がリセットされるということではなかろうか……。

博士後期課程の学生はガイダンスがない、ということで資料を学生室に持っていったところ、半数くらいの学生がゲームをしていた。去年はほぼ全員(10人)でゲームなりたこ焼きパーティーなりできたのだが、研究室のリフレッシュコーナーの物理的スペースの制約により、もう全員(20人)でやるのは無理なのかも?さすがにこれ以上は学生を受け入れられない限界に近づいている感がある。しかし20人以上いる研究室は他にもあるので、どうにかすればやりくりできるのであろう。(修士が2学年で70人、学部生が1学年で50人、研究室が13個あるので、平均的には1研究室あたり10人)