晴れた日は電車に乗って出かけよう

娘の調子も戻ってきたようで、便も普通である。まだ後追いは復活していないが、復活してほしいような、してほしくないような、微妙な感じ。小さいころのほうが楽だった、と聞いてはいたが、確かにその通り……。

朝に娘の送りをしたあと、病み上がりだし特に予定もなく天気がいいので少し道草しながら通勤。言語処理学会年次大会であった出来事について思い出したり考えたりして、考えがクリアになってとてもよかった。ときどきこういう時間が取れるとよいな、と思う(数ヶ月に1回くらいしか、そんな余裕がないかもしれないが)。

午後はいくつかの書類作成。ワークライフバランス支援制度を利用して TA/RA や臨時職員の方に来ていただいているのだが、他に支援してほしいことはありませんか? という質問に対し、センター試験や学部入試などの入試業務を外してほしい、という意見を書いて送る。試験の日はいつもより早く行かないといけないのだが、保育園で預かってもらえないような時間に出発しなければならないこともあり、共働き世帯には厳しいように思うのである。特に夫婦で大学教員の場合、同じ日に夫婦で入試業務が当たるとどうしようもない。幸い我々のケースでは近くに親が住んでいるので、今回の娘(と妻)の病気のように、本当にどうしようもなければ頼むことができるのだが……。

夕方は国際会議の査読コメントへの返信のチェック。国際会議によっては author response とか rebuttal とかいって、査読コメントに著者が反論する機会があるので、その反論を見つつ、査読者間で合意形成を行うのである。この国際会議は author response 前に他の査読者の名前や査読コメントを見ることができないのだが、今回の author response 後には見ることができ、「あれ、この人と同じ論文を査読していたのか」とびっくりしたりする反面、査読評価やコメントは大体同じなので、まあそうなるよねという感じ。国際会議の査読だと、知らない人と一緒に査読をすることも珍しくないので、「へー」というコメントを書く人を名前で検索したりして、さらに「へーへー」となったりすることもあり、割とおもしろい。負荷は軽くないのだが、自分の勉強のためにも国際会議の査読は今後も続けていきたい。