大学生がニートになるかどうかは紙一重

日野キャンパスが停電なので、一時サーバが止まる。こういうのがあると、全部クラウド上でやりたくなるのだが、Amazon EC2 とか使ってもらった方がいいのかな。とりあえずまだ学生が増えているため個人用計算機が落ち着いておらず、年間いくら計算機関係に置いておけばいいのか不明なので、勢いサーバを購入しているのだが、音もするしあまり嬉しくないのである。

来年度は試験的に Amazon EC2 を使ってもらおうかな。なにか申請すればアカデミックディスカウントしてくれるんだっけな?

再放送で「デート」というドラマを見る。高等遊民(=ニート)を標榜する男性主人公と、博士号持ち国立研究所勤務の女性主人公が、おっかなびっくり付き合い始める、というようなあらすじである。

図らずも男性主人公と自分の境遇が似ていて、他人ごとではなかった。中高と文学や漫画が好きで、大学に進学してから小説を書いたりし、批評はできてもクリエイティブなことをする才能がないことに気がつき、就職活動をすることにしたものの全滅し、就職活動することを止めて高等遊民になる宣言をする、というところまで全く自分を見ているかのようで、大変痛い(汗)

自分はそこから先輩の紹介で国立国語研究所でプログラミングのアルバイトをし、そこで自然言語処理に出会って(それまでの自分や東京のコミュニティとは訣別するつもりで)奈良先端大に進学したことで道が拓けたのだが、清水の舞台から飛び降りるつもりで自分を変えようとしなければ、まだ実家にいてニートをしていたかもしれない。自分はたまたまいろんな巡り合わせがあって今の自分がいるので、情報系に行ったらみんな人生バラ色になるとも思わないし、人文系から工学への転身は想像を絶する大変さがあったのだが、もしハードな日々を送る覚悟があるなら、支援は惜しまないつもりである。

来年度はどういう学生さんが来てくれるか、楽しみ。