時には昔の話をしようか

めっきり寒くなってきた。最近娘と散歩に出かけていなかったので、午前中は抱っこ紐で小金井公園まで歩く。とはいえ、小金井公園は巨大なので、いつも北東の広場のあたりをぐるっと回って帰ってくるだけだが……。妊娠中は、体育館のあたりの出店があるところまで行って一休みして帰ってきていたのだが、娘が生まれてからはボールが飛んできたりスケボーで激走したりする子どもが気になるので、人のいないところを散策するのである。

お昼から、asuka-s さんご夫妻と manab-ki くんが遊びに来る。asuka-s さんは、先日9月の NL 研(情報処理学会自然言語処理研究会)のとき、我が家に泊まって研究会に行くことになっていたのだが、いろいろあってキャンセルになり、今回はそのリベンジ(?)である。

2人とも、娘にプレゼントを持ってきてくれて、ありがたいことである。asuka-s さんが持ってきてくれたチョコレート、中にパチパチするキャンディーが入っているのだが、その駄菓子の名前が思い出せず、あとで画像検索で調べたら恐らく「パチパチくん」だった。この駄菓子、全国区ではなかったのか……。

NAIST 松本研の話や JAIST 鳥澤研のお話をしたり、やはり気のおけない友人と昔話に花を咲かせるのは楽しいものである。自分も学生のときは「なんでこんなこと言うの?」というのをときどき目撃することがあり(松本研ではない)、他山の石としようと思ってきたことが多々あるのだが、教員の立場になってみると、そう言わざるを得ないような状況もあるのだな、ということが分かってきたりして、なんだか複雑な気分である。でも、やっぱりそうなってしまうのはお互い不幸なので、回避する方法がないか考えたい。

幸いなことに、いまは業績を挙げなきゃというプレッシャーはないので、純粋に学生の力を伸ばしたいと思ってあれやこれや考えていればよく、なかなか論文が出なくてもそれは学生の潜在能力を引き出せなかった自分の力不足だし、そもそも自分もまだまだ自ら論文を書けと言われてもおかしくない年齢でもあり、一緒に自然言語処理の研究をしてくれる人がいるだけでもありがたいことなので、研究室にいる全員が有意義な時間が過ごせればいいなと思う。