親も子育てで学びながら成長する

三連休だとだいぶ楽な印象だが、論文を書いていたのであまり連休感がない。

先日武蔵境でジャケ買い(?)した川上未映子の「きみは赤ちゃん」を読む。

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

育児編から読んで出産編に戻って一気に読み終えた。大変おもしろい。特に、筆者が妻と似ているので、こういうときにこういうことを考えていた(考えている)のか!ということが、当事者の目線で語られているのがとても貴重である。文章を書く人がすごいなと思うのは、みんないろいろ考えていても言語化できないようなことを、腑に落ちるような表現で残してくれることである。あと、このエッセイ、さらにおもしろいのは、彼女がエッセイストとして書いている部分と、小説家として書いている部分が混在していて、割合的には9:1くらいなのだが、そのギャップがおもしろい(エッセイ部分の文体が気に入らない人もいると思うが)。

個人的に楽しかったのは、芥川賞作家・川上未映子さんと「ママ友」の爆笑対談にも出てくる「ミガン」さんの意見で、生まれてすぐ保育園に入れることに罪悪感を感じていた筆者に、保育園に預けるのは悪くない、素人の親が見るよりプロの保育士さんが見てくれて、友だちもいる保育園のほうが子どもも絶対楽しいはずだ、というアドバイス

我々も生後半年の子どもを保育園に入れるのだが、行けることになった保育園では、子どもたちが全力で遊んでいるので(夏に見学に行ったらみんな真っ黒で、並大抵の遊び方ではああはならないと思った)、楽しいんじゃないかなと思う。他の保育園では、つまらなさそうに昼寝の時間を過ごしている子どもも少なくなかったので、保育園によるのだろうけど……。

午後に自転車の空気を入れに駅前まで。半年に1回来ている気がするのだが、そういうものだろうか。1回100円なのだが、空気入れを買った方がいいのかどうか、悩む金額である。金額というより、入れに来るのが面倒なだけだが……。

帰りに本屋に寄ると、親とばったり遭遇する。実家にいたころは外で偶然家族に会ったりしたのは20年で数回程度だと思うのだが、最近はよく会う。行動時間帯が重なってきたせいだろうか?