大学院を受ける人は情報収集をお早めに

今日は大学院の博士前期課程の夏季入試。8月最大の山場である。今年は2年目なのであまり不安はない(去年は不安だらけだったが……)。朝はよいのだが、昼から先休みがないくらい忙しいのは分かっている(おにぎりを食べる余裕もない)ので、粛々と準備。

午前中は情報理論の採点をしたりして過ごす。割とみんなできていて、これも狙った通り平均点7〜8割くらいだろうか。火曜日に[twitter:@kanakokomiya] さんから「授業は1年目は初めてで時間がかかり、2年目は内容をすみずみまで把握するのに時間がかかるが、3年目からはあまり時間がかからなくなる」とお伺いし、2年目でも1回の授業の準備に3時間くらいかかっていて絶望していたのに救われたのだが、来年度には楽になっていることを期待。

同僚の先生方の話では「1つの学期に4コマ入ると授業以外何もできない」とお聞きし、戦々恐々とする。うちの准教授の義務としては年間で3.5コマなので、1つの学期に4コマ入っていたら、もう片方の学期には何もしなくてよくなるが、負荷は分散させたほうがいいようにも思う。

案の定、12時以降は分単位というか秒単位での争いになり、ダッシュで部屋の間を移動したりする。何をすればよいか分かっているだけ、去年よりはましであるが、連日の暑さと夜中に起きる睡眠不足もあり、ヘロヘロ。娘が産まれてから毎月1Kgずつ体重が減っているのだが、ダイエット的にはいいペース?

ちなみに、うちは冬季の入試は募集人員「若干名」なので、夏季入試が終わってから受けようと思ったなら仕方ないが、夏季が受けられるなら夏季で受けてもらった方がよい(複数回入試をしている大学院は、どこもそうだと思うけど)。

そういえば、今年は見学してくれた人から、「大学院をいくつか見学したところ、すぐサービスを作りたいことに気がついたので、進学せず起業することにしました」と丁寧なメールをいただいたりして、そういうふうに新たな道を自分で見つける人のことは、心から応援したい。

入試が終わり、臨時のコース会議も終え、17時半にようやく一息つけた。「臨時」なのに「毎年この日に開催されることが決まっている」というコース会議が年に3回前後あるので、昨年度は(つまり今年の3月まで)訳が分からなかった。毎年決まった日にやるなら(「月例」ではないが、年単位の周期を持っているので)「臨時」じゃないと思うのだが、毎月開催されるのが「定例」で、それ以外何かの目的のために招集される会議は全て「臨時」と呼ぶらしい。とはいえ、2年目にしてこんな用語の使い方にはすでに疑問を抱かなくなったので、どうでもいいことなのであろう。